ハースは、F1ロシアGPの週末をカーボン・インダストリー製のブレーキでスタートする。ハースは昨年からブレーキの問題に悩まされており、2016年終盤には様々な問題が発生していた。原因はブレンボ製のブレーキの不整合が関係しているとみられており、昨年のブラジルではカーボン・インダストリー製のブレーキのテストを実施している。
だが、今年からF1のレギュレーションが大きく変更されたことで事態はさらに複雑化し、最終的にハースは冬季テストで使用していたブレンボ製のブレーキでシーズンをスタートした。しかし、ブレーキの不整合の問題は解決されず、ハースはF1バーレーンGP後のインシーズンテストでカーボン・インダストリー製のブレーキをテストしていた。テストでドライバーからポジティブなフィードバックがあったことで、ハースは少なくともF1ロシアGPの1回目のフリー走行ではカーボン・インダストリー製のブレーキを使うことにした。新しいブレーキについてケビン・マグヌッセンは「バーレーンテストで試した方を使い続けて、様子を見ることになった。違うものを試すのはいいことだし、カーボン・インダストリーのブレーキにはポジティブだったので続する。いつでも戻すことはできるしね」 ハースは、1回目のフリー走行終了後に残りの週末もカーボン・インダストリー製のままでいくか、ブレンボ製に戻すかを判断する。