ハースのオーナーであるジーン・ハースは、2017年のF1ドライバーラインナップの決定を今シーズン末まで遅らせる可能性があると述べた。今年、F1に新規参入を果たしたハースは、ロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスを起用しているが、まだ2人の今後については何も発表されていない。
エステバン・グティエレスは、2017年もF1グリッドに残留することに自信を見せているが、状況が“複雑”になってきていることも認めている。 当初、ハースは9月に2017年のドライバーを決定する予定だったが、11月末の最終戦まで待つことになりそうだ。 ジーン・ハースは「難しい決断しているとは思っていない。ドライバーには満足しているが、まだすべてを評価しているところであり、2017年に誰が走るのかをはっきりと伝える状況にはない」と述べた。「評価を続けていく。毎週、少しずつ情報が増えていく。決定がシーズン末まで待つことになっても驚かない」 「誰を起用できるようになるかもわからないし、それが我々の予定を変えるかもしれない。早めにラインナップを発表することに特に大きなアドバンテージはない」 今シーズン、エステバン・グティエレスはまだポイントを獲得しておらず、ロマン・グロージャンがハースが獲得した26ポイントすべてに貢献している。ジーン・ハースは、エステバン・グティエレスが残留に十分な活躍ができるように決定を遅らせている可能性も示唆している。「エステバンを除外ようなことは一切ない。彼は現行のドライバーであり、我々は満足している。残りは4レースあるし、我々がどうしたいのか決めるためにさらなる情報をもたらしてくれるだろう。毎レースが重要になる。全てのレースが物語る。とにかく、我々はあらゆることを評価したいだけだ」 2017年にアメリカ人ドライバーを起用することも除外していないと語るハースだが、2017年は大幅なレギュレーション変更が控えていることもあり、チームの助けになるような経験を持ったF1ドライバーはどこにも存在しないとも述べている。