ハースは、2016年のレースドライバーにエステバン・グティエレスを起用することを発表した。メキシコ出身のエステバン・グティエレスは2013年と2014年にザウバーからF1に参戦。現在はフェラーリのリザーブ兼開発ドライバーを務めている。ハースの技術パートナーがフェラーリであるため、エステバン・グティエレスは以前からハースへの移籍が噂されていた。
今回の発表は、23年ぶりにメキシコGPがF1に復帰した週末に行われた。ハースにとって有意義なスポンサーをもたらすことが期待されているエステバン・グティエレスは、同じメキシコ出身のセルジオ・ペレスとともにF1におけるメキシコの存在感を高めるだろう。エステバン・グティエレスの獲得により、ハースは初参戦に向けて、F1表彰台に11回立ったロマン・グロージャンに加え、フェラーリからさらなる見識を得ることができる。これはチームオーナーのジーン・ハースにとって特に魅力的となるかもしれない資産である。エステバン・グティエレス「フェラーリとの時間を足場とする最高のチャンスをもらったと思っている。これを最大に生かしたい。ジーン・ハースは僕を信頼して、僕は彼のF1参戦を信頼している。フェラーリのエンジンを搭載する競争力のあるレースシートに座ることはとても特別なことだし、彼が僕を信頼してくれたことに感謝している。僕たちは一緒に素晴らしい成果を達成することができると信じている」ジーン・ハース「フェラーリとの関係を通じてエステバンを知るようになり、彼がその役割で果たした成功を見て、彼が我々のレースチームにとって優れた選択肢であることが明らかになった。彼は若くてハングリーだが、経験不足ではない。2年間、F1のフルスケジュールをこなしたことで、彼は非常に良いレース経験を積み、そして今シーズンはサードドライバーとしてフェラーリで過ごし、フェラーリをF1でこれほどパワフルな存在たらしめている彼らの方法論を直に見る機会を与えた。我々はエステバンをレースチームの一員として迎えることができてとても嬉しく思う。彼とロマンによって、我々はマシン開発を助け、最終的に初シーズンでポイントを獲得するための強力なドライバーラインアップを得たことになる」
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