ハースF1チームは、2016年にレースをするドライバーとの契約は急いでいないとしている。フェラーリのエンジンを搭載してグリッドに並ぶのはまだ12カ月以上先だが、ジーンン・ハースはチーム代表ギュンター・シュタイナーとともに今週のヘレステストを訪れている。 ジーン・ハースは、2016年に向けての準備作業は“順調に進んでいる”と F1i.com に述べた。
「我々はフェラーリに招待されてここへ来た。目にしたものを気に入ったと認めざるを得ないね。SF15-Tは良い出来に見える。我々はフェラーリが供給する多くのシステムに頼ることになるだろう。FIAは2016年に向けていくつかのルールを緩和しており、我々はそれを最大限に活用するつもりだ」「これまで書かれてきたこととは対照的に、我々はマルシャやその2015年シャシーの知的所有権を購入していない。我々はバンブリーにあるプラントを獲得しただけだ。今は混乱を避けるために“ハース・ビルディング”として知られている」 ノースカロライナに拠点を置くNASCARチームの共同オーナーであるジーン・ハースは、F1ドライバーシュミレーターも購入したことを明かした。また、ダラーラと2016年Fマシンに取り組み始めており、そのマシンはパートナーであるフェラーリが所有するマラネロのファクトリーで風洞のテストをする予定だという。「我々のアプローチは実用主義だ。非常にアメリカ的で、おそらくヨーロッパ風の予算マネジメントよりも効果的だろう。我々は12月にマシンのシェイクダウンを行うと予測しているが、ちょうど1年後に2016年シーズンのテストが始まるまでは公式にサーキットへ持ち込む予定はない」 「これまでのところはプログラムに忠実に従っており、時間に間に合うはずだ」 高い期待が持たれるレースドライバー選択だが、ハースはまだプライオリティではないと述べた。 「いずれそのうちに。次の夏までにマーケットがどう進展していくか見るつもりだ」 「F1の知識を備えた経験あるドライバーを獲得するつもりだ。2015年シーズンに参戦したドライバーが理想だ。同時に、ルーキーを起用する構えもあるが、必ずしもアメリカ出身のドライバーである必要はない」「いかなる名前も出すつもりもない。私自身ですら誰がドライバーになるのかわからない。今のところ、我々はエンジニアとメカニックを採用しているところで、ドライバーは後から考える」
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