ロマン・グロージャンは、FIAによって違法と見なされたルノーF1チームのブレーキバイアスシステムは、2015年にチームがまだロータスだった時代から使われていたと語る。ルノーF1チームは、両方のマシンのブレーキバイアスシステムが違法なドライバーエイドと見なされ、F1日本GPの最終リザルトから除外されることになり、ダニエル・リカルドの6位とニコ・ヒュルケンベルグの10位による9ポイントを失った。
ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、該当のブレーキデバイスは“何年も前”から使用されていたことを明らかにしているが、それがいつからかは明確にはしていなかった。ロマン・グロージャンは、チームがルノーに買収される最後のシーズンである2015年にロータスで走っており、翌年ハースに移籍した。2015年のF1ベルギーGPで表彰台を獲得しているロマン・グロージャンは、その時代にも該当のブレーキシステムが使用されていたかとの質問に「そうだったと思うよ」とコメント。そのデバイスは合法であると考えていたかと質問には「まあ、後からそれを複製してと要求しても、彼らはやってくれないだろう。それでも良かったよ」とはぐらかした。レーシングポイントは、F1日本GPの後にブレーキシステムを疑った、FIAがシステムの複製を許可しないことを確認したため、異議を申し立てたと述べている。シリル・アビテブールは、長い期間マシンに搭載されていたことで合法だと確信していたため、ルノーはFIAにその設計の承認を求めていなかったと述べた。また、シリル・アビテブールは、それはパフォーマンスを向上させるドライバーエイドではなく、単にドライバーの作業負荷を軽減するものだと強調した。だが、レーシングポイントのドライバーのランス・ストロールは、メリットがあると考えている。「アドバンージがあるからFIAは彼らにペナルティを科したのは明らかなことだと思う」とランス・ストロールはコメント。「でも、僕はそれの詳細を知らない。彼らがそれをどれだけやっていたか、ラップタイムはどれくらいだったか、それによってどれだけのペースを見つけていたかはわからない。でも、彼らがなんらかの理由でペナルティを科せられたということだけは知っている」「ドライバーにとっては間違いなく多くの作業負荷だし、グランプリ全体でブレーキバランスを変更している。それを避けることができるならば間違いなく役立つはずだ」
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