ロマン・グロージャンでのハースF1での挑戦は、2016年のF1オーストラリアGPでの6位入賞という華々しいスタートを切ったが、それ以降は厳しい戦いを強いられている。信頼性とブレーキ問題に悩まされ続けているロマン・グロージャンは、今年ドライバーズ選手権で13位という成績。F1ワールドチャンピオンになるという究極の夢には長い道のりとなっている。
「そうだね。僕はワールドチャンピオンになりたい」とロマン・グロージャンは認める。「それが僕がレースをしている理由だ。それに僕がフラストレーションを感じている理由でもある」「上位で十分な戦いができなければ、フラストレーションを感じるものだ。僕は勝ちたいからね」「GP2で最後に勝ったのは6年前の2011年だ。本当に痛い。でも、それ以降、僕は勝てるクルマを手にしていない」グリッドで最も若いチームであるハースに所属しているという現実は、ワールドチャンピオンを獲得するという夢のためにロマン・グロージャンに異なるルートに目を向け始めさせることになるだろうか?チーム移籍について検討することはあるかと質問されたロマン・グロージャンは「まぁ、そうだね」とコメント。「いつかワールドチャンピオンになるチャンスがあるなら素晴らしいだろう。星が揃って、そのようなクルマに乗れるチャンスが得られるなら、ドライブしたいね」ロマン・グロージャンは、今年のバルテリ・ボッタスのウィリアムズからメルセデスへの電撃移籍を例に挙げて続けた。「驚きに満ちた人生になる可能性だってある。12月1日から7日までにバルテリの運命がどのように変わったかを考えてみてよ」ロマン・グロージャンは、それが自分の進みたい場所であるならば、古巣ルノーへの復帰も除外はしていない。「いつかルノーに戻れれば素晴らしいだろうね」とロマン・グロージャンはコメント。「でも、それは僕たちが本当に一緒にワールドチャンピオンになれる時になるだろう」「そうなったら素晴らしい状況だろうけど、今は時期尚早だ。ルノーとは話をしていないよ」「でも、ハースはうまくやっているし、もっと大きく成長するのを助けたいと思っている。今、僕は素晴らしいプロジェクトに参加している」「僕たちが一緒に成し遂げてきたことをとても誇りに思っている。もちろん、もっと良くなりたいと思っている」