新規参戦F1チームのハースで開幕戦でのデビュー戦を6位で終えたロマン・グロージャンは、第2戦バーレーンGPでも“クレイジー”な成功を続け、さらに1つ上の5位でフィニッシュした。「これはアメリカンドリームだ。信じられないことだよ。オーストラリアを6位で終えた後、期待をコントロールしなければならないと言ったけど、ここで僕たちは5位でフィニッシュした」
フランス出身のロマン・グロージャンが、ロータスを買収したルノーを離れ、アメリカの新規参戦チームに移籍したことは、判断を誤ったと考えられていた。「キャリアを棒に振ったという人もいた。彼らは間違っていたと思う。みんなごめんよ。僕はプロジェクトを信じていたからこの選択をした。F1に数年間いるので、それがうまくいくかもしれないことは十分にわかっていた。今日、それは真実となっている」フェラーリと密接な関係を築いているハースでの活躍によって、ロマン・グロージャンはフェラーリのレーダーに捕えられることだろう。「冬季テストで僕はシーズン序盤にポイントを獲得できるかもしれないと言った。僕たちは10〜14位の間を戦うだろうと思っていた。序盤に多くのポイントを獲得するなんて誰も予想していなかったと思う」デビューシーズンでのハースの競争力は、意外な事実だった。「ウィリアムズ、トロ・ロッソ、レッドブルをオーバーテイクして、バトルができるのは楽しかった。僕たち全員にとって驚くべきパフォーマンスだ。オーストラリアの6位はちょっとラッキーだったけど、今日の5位はノーマルなレースでだ。これはかなりクレイジーだ。夢のデビューだよね。これが何かを理解するために目を覚まさなければならない」ハースのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは「毎回5位を走るというのはちょっと高すぎるが、我々は毎回ポイントを狙えると思う」と述べた。関連:【動画】 2016 F1バーレーンGP 決勝レース ハイライト