ロマン・グロージャンは、今年ハースへ移籍したのは、将来的にフェラーリのシートを獲得するチャンスを広げようとすることとは無関係だと主張した。ロマン・グロージャンは、昨年でロータスを離れ、ポテンシャルが不明な新チームのハースに加入するという決断をした。ハース移籍へのロマン・グロージャンのモチベーションは、技術提携を結ぶフェラーリのレーダー内にいることだとの見方もあるが、ロマン・グロージャンは新しいボスのためにベストを尽くすことに集中していると述べた。
「フェラーリが、全てのデータ、エンジニアからあらゆるフィードバックを得ることになるのは確かだ」とロマン・グロージャンはコメント。「僕にできる最善のことは、ベストを尽くして、自分の仕事をすることだ。フェラーリに行くためにハースに来たわけではない。肝心なのはそこではない」「プロジェクトが気に入ったのでハースに来た。成功できると思っている。アメリカのチームだし、大きなマーケットがある。F1にとって素晴らしいだろうね」「もちろん、フェラーリに行くのは夢だ。フェラーリは優れたドライバーを望んでいるし、ベストを尽くせば、チャンスはある」ケータハムとHRTが撤退するなど、F1に参入した新チームは成功を収めていない。しかし、ロマン・グロージャンは、ハースがそのような困難には直面しないと信じている。「ユニークな状況だ。新チームとは言えない新しいチームだ。クルマは走るし、大きなドラマもないはずだ。大部分のものがフェラーリから来る」「運営面で、僕たちは人々と一緒に働き、ソフトウェアを理解する必要があるけど、優れた人々が来ているし、フェラーリからのサポートもある」「リスクはあるけど、かなり素晴らしいと思っている」