ロマン・グロージャンが、F1バーレーンGPへの意気込みを語った。先週末のF1初ポイント獲得はどのような気分でしたか?自分自身、チーム、僕たちが成し遂げてきた全ての仕事に対してとても嬉しく思う。ようやく自分達に相応しい良い結果が得られた。僕たちは良くなかったフリープラクティスから立ち直るために素晴らしい仕事をしたし、最後にはいるべき場所に戻れた。
キミが示したように、戦略はタイヤの限界にとても近かったですが、マシンに乗っていたいかがでしたか?タイヤが辛くなることはわかっていたし、タイヤを労わるために全力を尽くしていた。後ろから来ているマシンに対してリスキーな戦略をとっているときは常に難しい。マクラーレンとレッドブルは新品タイヤで攻めていたので、何を期待すればいいかわからなかった。レースのスタートにはどれくらい神経質になりましたか?スタートはとても良かった。でも、そのあとフェルナンド(アロンソ)が右側に上がってきて、彼の後ろでブロックされてしまった。どうすることもできなかった。そのあと、残念ながらフェリペ(マッサ)がアウトサイドから来て良い動きで僕の前に出た。第1スティントのすべてで彼に抑えられてしまったし、それは僕もしくは僕のレースにとってあまり良くはなかった。でも、そのあとの第2スティントは素晴らしかった。残りのレースはどうでしたか?ペースは本当に良かった。同じように第3スティントをスタートして、そのあと再びフェリペ・(マッサ)を捕えることができた。キミがセバスチャン(ベッテル)と僕の後ろにいて、そのあとジェンソン(バトン)が加わった。僕たちの間はとてもタイトだったし、オーバーテイクは難しかった。そのあと、新品タイヤのドライバーが間に入ってきた。フェリペ(マッサ)が僕たちを抑えていなければ違ったストーリーになったと言うかもしれないけど、いずれにせよ、タイヤを労わらなければならないことはわかっていた。マシンの感覚はとても良かったし、バーレーンにむけて大きな自信を与えてくれた。上海では多くの時間でトラフィックのなかにいたように思いますが?オーバーテイクできないのは本当にフラストレーションが溜まるよ! とても長いロングストレートがあっても、日曜日はオーバーテイクはかなり難しかったと思う。全員にとって本当に難しかった。(小林)可夢偉の後ろでブロックされていたし、僕のペースは実際にはずっと良かったと思うけど、それもレースの一部だ。トラフィックがあるときもあるし、空間を得られるときもある。戦略スタッフは、自分のペースで何周か走る空間を得るために全力を尽くしている。全体的にF1初のポイントフィニッシュのパフォーマンスをどのように評価しますか?いくつか小さなミスもあったけど、だいたい全てを適切に行えたと思う。次はさらに良くなるだろう。2008年にGP2アジアシリーズでバーレーンを経験していますね。良い思い出が甦りますか?確かにそうだね。ARTグランプリでレースをして、ポールポジション、ファステストラップを獲得し、優勝した。フルハウスを得られたときは常に嬉しいよね! 2010年にピレリのテストドライバーだったときにもあそこでかなり多くの経験をしているので、E20で素早く予備知識を得るために役立つことを願っている。サーキットのレイアウトは最後に走ったときから変更になっているので、まだ学ばなければならないことがあるのは間違いない。構成が変わったのは事実だけど、2010年のレイアウトはそのシーズンでしか使われなかったし、今年はその前のフォーマットに戻ることになる。両方の状態のトラックを走っているのは本当にかなり幸運だと思うし、まったく問題はないだろう。バーレーン・インターナショナル・サーキットでF1カーを走らせれるのは楽しいと思いますか?トラックで走っていて楽しいかどうかはマシンに依存する。良いクルマであればトラックを楽しめるし、悪いクルマであれば楽しくないね! バーレーンはいいトラックだ。かなり好きなビックブレーキングがいくつかあるし、レーストラックの真ん中にはダブルで左に曲がるような面白い方向転換がある。E20は素晴らしいと思う。バランスはかなりいいし、力強い結果を出せると確信している。次のレースではどのようなことを期待していますか?きとんとした予選をして、きとんとレースをまとめたい。マシンはいいと思う。週末を通して天候が変わらないことを期待しているよ! 何ができるか様子をみてみよう。