松下信治は、GP2 第12戦 イタリアのレース1を11位で終えた。松下信治は、予選で上位車2台がペナルティーとなって、12番手に繰り上がり、6列目からのスタートとなった。レース後半にタイヤ交換を行う作戦の松下信治は、一時は2番手を走行。16周終了時にタイヤ交換のためピットインする。
このタイミングで他車のアクシデントにより、セーフティカーが導入された。まさに絶妙のタイミングとなるはずだったが、セーフティカーはコースに入るタイミングを間違い、松下信治のあとにピットインした3台が、松下信治の前に復帰してしまう状況となった。ポジションを3つ下げる格好となった松下信治は、終盤に後続に抜かれ、順位を落として11位に終わった。本来なら入賞だった松下信治だったが、不運にもポイント獲得を逃す結果となった。松下信治「スタートはうまく決まって、いったんは(アルテム)マルケロフの前に出たんですが、裏のシケインのブレーキングで抜かれてしまいました。でもそれ以後はペースもよくて、最初はミディアムタイヤでできるだけ引っ張る作戦でしたから、タイヤを持たせる走りをしていました。そうしたらセーフティカーが出たので『今だ!』と真っ先にピットに飛び込みました。おそらく最高のタイミングのピットインだったと思います。ところが6番手でコースに復帰したと思ったのに、9番手になっている。後できいたら、セーフティカーの導入タイミングのミスで、僕より1周遅くピットに入った3台が、そのままトップ3で復帰してしまったらしいです。でもその状態でレースは再開されて、僕も猛然とプッシュしたんですが、履き替えたソフトタイヤはなぜかすぐにグリップがなくなってしまい、2台に抜かれてしまいました。セーフティカーのトラブルがなかったら、どんなに悪くても8位入賞で、明日のレース2はポールからスタートできるはずでした。でもいまさらそれを言ってもしょうがないし、スプリントレースでできることは限られていますけど、最良の結果を目指して頑張ります」
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