GP2は、コスト削減の一環として、2014年の新シャシー導入を見送ることにした。GP2のシャシーは3年サイクルでダラーラが製造していたが、チームは伝統的に新シャシーにコストを費やさなければならず、3シーズン全体でドライバーの予算を考慮にいれた運営をしなければならなかった。すでにiSportとOcean Racing Technologyが資金不足によりGP2から撤退している。
GP2のブルーノ・ミシェル代表は、経済危機に対応するために2014年から“10%以上”の予算縮小を目標に掲げている。「GP2の10年目に向けて、一般的に言えば、シリーズはとてもうまくいっている」とブルーノ・ミシェルはコメント。「だが、経済危機が産業を襲っている。誰もがそれを感じている」「現在、その予算レベルで26名のドライバーを見つけることがかなり難しいことは理解しており、我々は来シーズン以降のシリーズのコストを削減するためにいくつかの処置を施した」「チームごとに変化するので正確な数値は伝えられないが、この動きはかなりのパーセンテージでチームの予算を削減することになるだろう」「我々は既存マシンで我慢していく。3年ではなく6年での償却ということになる」「今年GP3で行ったようなアップデートキッドの生産についてのオプションはオープンにしておくつもりだ。新しいエンジン形式によって2014年のF1カーは変るだろうが、まだわからないからね。だが、新車のコストよりはだいぶ少ない。それは避けたい」GP2は、シャシーを供給するダラーラ、エンジンを供給するメカクロームとスペアパーツのコスト削減についても取り組んでいる。マシンサイクルの変更に合わせて、チームは夏に2014〜2016年の参戦申請を促されることになるが、ブルーノ・ミシェルは、既存チームの全てが参戦を継続する意向であると述べた。
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