GP2が、2017年からFIA F2選手権(FIA Formula 2 Championship)に改名されることが正式発表された。フォーミュラ・ワン・グループとFIAは、GP2をF2へと改名することで合意。ジュネーブで開催された世界モータースポーツ評議会で正式に決定した。GP2シリーズは、2005年に開始。F1のサポートレースとしてシリーズの存在を確立してきた。
GP2の初代チャンピオンであるニコ・ロズベルグは2016年にF1ワールドチャンピオンを獲得。他にもルイス・ハミルトンやストフェル・バンドーンなど、多くのF1ドライバーを輩出してきた。F2へと改名されたことで、同シリーズはシングルシーターFIA選手権に加わることになり、F1を頂点としたF2、F3、F4、カートのピラミッドが形成されることになった。チェイス・キャリー (フォーミュラ・ワン・グループ CEO)「GP2シリーズが進化し、FIA フォーミュラ2選手権になることを発表でき、とても嬉しく思う。ジュニアカテゴリー、特にF2選手権はフォーミュラ・ワン・グループにとって戦略的な活動だ。我々はFIAとのこの合意を通して彼らとの関係を強化できることを嬉しく思う」ジャン・トッド (FIA会長)「フォーミュラ・ワン・グループとのこのプロセスを完了し、フォーミュラ2を復活させることは非常に重要なステップだ。シリーズは、F1という究極のゴールを目指すジュニアドライバーに素晴らしいチャンスを提供していく。近年、我々は世界12か国でFIA フォーミュラ4選手権の非常に成功したプログラムを発展させてきた。そして、FIA F3ヨーロッパ選手権は非常に強力で競争的になった。今日の発表はこのプログラムをさらに強化するものだ。我々は、F2を導入し、スポーツのためにフォーミュラ・ワン・グループと働けることを嬉しく思っている」ブルーノ・ミシェル (FIA フォーミュラ2選手権 CEO)「ファンに素晴らしいショーを提供し、2名のワールドチャンピオンを含めた28名のドライバーをF1に輩出したGP2の驚くべきGP2シーズンの後、我々はFIAフォーミュラ2選手権として知られるようになることをFIAと決定した。FIAは、特にコスト管理に焦点を置き、パワフル、安全、チャレンジングなマシン、目が離せないレース、そして、F1に入るためのトレーニングの場というGP2のコアバリューを完全に受け入れ、それはF2に適用される。これは我々のドライバー、チーム、パートナーにとって素晴らしいチャンスだ」
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