FIAのジャン・トッド会長は、F1の新しい所有者であるリバティ・メディアとFIAがGP2をF2へとリブランディングする準備をしていると明かした。ジャン・トッドは、カートからF4、F3、F2、そしてF1までのピラピッド構造を完成させることを目指していると述べた。「F1への経路を合理化することがここので私の時代のFIAのメインのゴールだ。新しいF2の称号はそのゴールを達成させるだろう」とジャン・トッドは述べ、その成立は差し迫っていると述べた。
1月にF1の買収を完了させたリバティ・メディアは、その取引の一部として大部分がF1週末のサポートシリーズとして開催されているGP2も取得した。F1の新マネージングディレクターに就任したロス・ブラウンは、F1は週末により多くのものを提供する必要があるとし、MotoGPから学ぶことができると述べた。「F2とF3がショーの一部になり、それらのドライバーがF1にやってくるのを見たいと思っている」とロス・ブラウンはコメント。「レースに行って、F2やF3の若手がF1に入ってくるようになり、名前を覚え、彼らをサポートするようになるというね」「MotoGPファンは、ライダーが順番に事を進めているのをわかっているし、下位フォーミュラで彼らを見ている。F1でそれを再現したい」GP2はルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグといったF1ドライバーを輩出してきたが、近年ではマックス・フェルスタッペン、ダニール・クビアト、エステバン・オコン、ランス・ストロール、パスカル・ウェーレインのようにGP2を通らずに他のカテゴリーからF1へと進むドライバーが増加している。