トヨタのジョン・ハウエットは、来季のティモ・グロック残留を示唆しているが、トヨタの来季以降のF1参戦はいまだ不確実であるため、グロックはドライバー市場を見渡している。トヨタは、ティモ・グロックとのオプション契約を有しており、グロックのパフォーマンスにも満足しているようだが、トヨタのF1予算は11月の役員会まで承認が遅らされている。
来シーズンはキミ・ライコネンなど有力なドライバーが市場にでる可能性があるため、2010年のゴーサインが遅れれば、トヨタのドライバーの選択肢が大きく制限されてしまうことになる。「ただぼんやり座っていて、全てがうまく行くことを願っているなんてできない」とグロックは“Auto Motor Und Sport”に語る。トヨタのF1継続の不確実性は、ウィリアムズが来年ルノーエンジンに変更することを真剣に検討していることからも説明がつく。しかし、ジョン・ハウエットはトヨタの将来についての疑問を先週末のスパ・フランコルシャンで否定している。ジョン・ハウエットは、チームが2012年までの新コンコルド協定に調印したことに触れ「トヨタが向こう3年、ここにいることに疑問を抱く理由はないし、その逆の情報はない」