ジョージ・ラッセルは、2026年F1第9戦イギリスGP予選でチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに0.3秒差をつけられた要因として、マシンの直線速度不足を明かした。シルバーストンでは週末を通じてストレートでタイムを失っており、メルセデスも原因究明を続けている。ラッセルは予選Q1でルフィールド進入時にタイヤをロックさせてグラベルへ飛び出す場面もあったが、それが予選結果を左右した最大の原因ではないと説明。
チームメイトやマクラーレン勢と比べて最高速が伸びないことが、週末を通して最大の課題になっているという。ストレートで最大6km/hの差ラッセルはQ1でのコースオフについて、フロントウイングを修復した後も直線速度不足は改善されなかったと語った。「ダメージはなかった。でも週末を通してストレートでかなりタイムを失っている」「昨日のQ3ではストレートだけでほぼ0.3秒失っていた。今日の予選でもスピードトラップを見ると、第2セクターではチームメイトより3km/h遅く、第3セクターでは6km/hも遅かった。マクラーレン勢と比べても同じだ」メルセデスは原因究明を進めており、当初はブレーキの引きずりを疑っていたものの、現時点では決定的な要因とは断定できていないという。「チームは原因を理解しようと懸命に取り組んでいる。今朝は問題を見つけたと思っていて、ブレーキが引きずっているのではないかと考えていた。でも、それが本当の原因かどうかはまだ確信できていない」「セッションに入る前から自分だけ不利だと分かっている状況では、すべてがさらに難しくなる」空力抵抗が大きい可能性現行F1マシンでは、わずかな不具合がパワーユニットやエネルギーマネジメント全体へ影響を及ぼすケースも少なくない。しかしラッセルは、エネルギー展開(デプロイメント)そのものには問題は見られないとの見方を示した。「正直なところ、まだよく分からない」「デプロイメント自体は正常に見える。ただストレートのスピードだけが足りない。予選の速度データを見ると、空気抵抗の大きいマシンを走らせているように見える。昨日も今日もスピードトラップの数値は同じ傾向だった」ラッセルは、この問題がなければポールポジション獲得までは届かなかったとしても、少なくとも優勝争いには加われたと考えている。「ポールを獲れたとは思わない。でも昨日も今日も、もっと上位で争えていたはずだ」「Q3最初のアタックでトップに立てていたら、流れや考え方も変わっていただろう。でも今日は終始後手に回ってしまった」決勝は表彰台獲得を目標予選ではアントネッリがポールポジションを獲得した一方で、ラッセルは0.3秒差の4番手に終わった。週末を通じて続く直線速度不足が解消されないまま決勝を迎えることになるが、ラッセルは最後まで上位進出を諦めていない。「明日はベストを尽くして表彰台を目指す」まとめラッセルは、アントネッリとの差を生んでいる最大の要因はストレートスピード不足にあると分析している。メルセデスは原因究明を急いでいるものの、予選までに解決には至らず、決勝では不利な状況から追い上げを目指すことになる。
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