ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、F1オランダGPでシャルル・ルクレールにグラベルを使って抜かれた場面について「明確にペナルティに値する」と主張し、4位に終わったレースを悔やんだ。ラッセルは5番手スタートから表彰台を狙っていたが、オープニングラップでルクレールに先行を許し、長く背後を走行。セーフティカーのタイミングで一度は前に出たものの、9周後に再びターン10〜12で攻防となり、ルクレールがグラベルに飛び込みながらメルセデスをかすめて前に出た。
「想定していなかった。あのコーナーの自然なラインはグラベルまで広がっていて、予選でもよく片輪を落とす。僕は彼を押し出していない。彼はグラベルを使って僕を抜いただけだ」とラッセルはモータースポート・ウィークなどに語った。さらに「結果的に1周あたり1秒は遅れるダメージを負った。もしコース幅があと3メートルあれば素晴らしいオーバーテイクだったろう」と皮肉を込めた。「規則では明確」ラッセルは規則上「黒か白かはっきりしている」と強調した。「彼はペナルティを受けるべきだ。外側から抜く場合、前輪が相手のフロントアクスルに並んでいない限り、イン側のドライバーに優先権がある。僕は押し出したわけではなく、自然なラインを走っただけだ」と説明した。ルクレールはその後クラッシュでリタイアしたが、ラッセルの不満は収まらなかった。ランド・ノリスが終盤にエンジントラブルで脱落したため、アイザック・ハジャーとの表彰台争いの可能性があったと主張している。「正直、僕のレースは壊された。7位か8位が妥当なレースで、幸運にも4位で終われたが、ダメージのせいで表彰台を争うチャンスはなかった」と振り返った。スチュワードが「調査なし」と結論づけたことについても「僕にとっては白黒はっきりしている。オーバーテイクはアグレッシブではなかったが、コース外を使って僕にダメージを与えた。それは規則で禁止されている」と語り、「彼らの判断を聞くのが興味深い」と付け加えた。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿