ジョージ・ラッセルは、2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)をリタイア。メルセデスにとって「今年最も弱いレース」と呼んだ。ラッセルはエンジンに懸念があり、インテルラゴスでチェッカーフラッグを受けることができなかった。だが、リタイアしていなければ角田裕毅に抜かれて10位だっただろう。
ルイス・ハミルトンは8位にとどまり、メルセデスにとっては悲惨な一日を締めくくった。「今週末は明らかに何かが間違っていた。それが何なのかはまだよく分からないが、ペースがなかった」と昨年のインテルラゴスのレースウィナーであるラッセルは語った。「昨日は一過性のものだと考えていたけど、明らかにそうではなかった。仕切り直して理解する必要がある。12カ月前はこのレースが今年一番の強さだったのに、12カ月後には今年一番の弱さになってしまった。とても奇妙だ」メルセデスのパフォーマンスを評価したラッセルは、ブラジルを6番手で終えたチームについて「何か腑に落ちない」と認めた。「今週末のクルマはとにかく遅かった。タイヤは滑っていたし、僕たちがやっていたことは最大限のことだったと思う」「何か腑に落ちない。急に1秒分のパフォーマンスを失って、表彰台争いをしていたクルマがポイント争いに加わるだけなんてありえない」「腰を据えて理解する必要がある、 でも、今週は明らかに大きな後退だった」ジョージ・ラッセル「今週末は明らかに何かが間違っていた。それが何なのかはまだわからないが、ペースがなかった。表彰台を狙えるようなクルマから1秒も離されるようなクルマになることはない。昨日は一過性のものかと思ったけど、明らかにそうではなかった。タイヤを滑らせながら走ったし、僕たちが見せたパフォーマンスは、あのクルマの状態での最大限のものだったと思う。結局、パワーユニットの油温が上がってしまい、それがリタイアの原因になってしまった。難しい1日だった。今はファクトリーに戻って体制を立て直し、シーズン最後の2レースまでに自分たちがやったことをやり遂げなければならない」