2023年F1第8戦スペインGPの予選中にチームメイトのルイス・ハミルトンと接触したジョージ・ラッセルと所属チームのメルセデスF1チームに警告処分が出された。ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンはQ2の終盤にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットのピットストレートで接触した。
ハミルトンはこの事故で芝生に乗り上げ、フロントウィングエンドプレートにダメージを負ったが、すでにQ3進出に向けて十分なタイムを出していた。一方、ラッセルはW14の調子が上がらず、Q2敗退となった。セッション後、スチュワードはラッセルとメルセデスF1チームを召喚し、両者に戒告処分を与えた。審査委員会は、ラッセルがホットラップを開始する際、「前方を見ていて、ミラーを確認していなかった」と指摘した。「メルセデスは44号車(ハミルトン)の接近を(ラッセルに)知らせなかったが、ラッセルはファステストラップを終えたばかりの前車(55号車カルロス・サインツ)に反応していた」「さらに、アウトラップの終わりに、ドライバー(ラッセル)は1号車(マックス・フェルスタッペン)と55号車を妨げるのを避けるために、大幅に減速しなければならなかった」