ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1のマシンをアップグレードすることで、「その場の勢い」で言ってしまった2023年のF1レースでレッドブルが全勝するとの発言を「見直す」ことになると語った。開幕戦バーレーンGPでマックス・フェルスタッペンがセルジオ・ペレスを抑えてレッドブルが1-2フィニッシュを飾り、メルセデスは5位と7位に入った後、ラッセルはレッドブル・レーシングが「今シーズンは全勝する」ことを塗装していると語った。
しかし、メルセデスF1は、コンピュータシミュレーションと実際のハンドリングの相関関係の悪さによって失われたタイムを補うために、プラクティスでサスペンションのセットアップを改良し、オーストラリアで顕著なパフォーマンスの向上を遂げた。ラッセルとルイス・ハミルトンはフェルスタッペンに次ぐ2位と3位で予選を通過し、レースをリードしていたが、パワーユニットのトラブルでラッセルはリタイアし、ハミルトンは2位でフィニッシュした。レッドブルはバーレーンやサウジアラビアで見せたような圧倒的な強さはなかったが、メルボルンではメルセデスの強さが際立ち、ラッセルは「コンストラクターズチャンピオンは全戦する」という発言を見直すこととなった。ラッセルは、当初の主張について「バーレーンでの予選のように、悔しい思いをした後では、その場の勢いで言ってしまうものだ」と語った。「レッドブルは他のチームより一枚上手だと今でも思っている。ルイスと僕が(土曜日のオーストラリアGPで)最高の結果を得たのは確かだ」「マックスの話を聞く限りでは、レッドブルのロッカーにはまだ少し残っていたようだ」「コンマ3秒の差は、ほんの少しの差だと言っている。通常、彼らは1秒前にいる。今、彼らはコンマ3秒前にいる。F1の世界ではまだはまだ膨大な量だ」ラッセルは、メルセデスの今後のアップグレードが示す風洞データを高く評価しているが、それらのデビューは早くても5月下旬のエミリア・ロマーニャGPになる。チームはまた、ハンドリングに対する両方のドライバーの自信を高めるために、マシンのメカニカル コンポーネントの改良にも取り組んでいる。ラッセルは、こうした一歩進んだ取り組みによって、メルセデスがレッドブルに対抗できるかどうかを「見直す」ことになると考えている。レッドブルの全勝について考えを改めたかと問われたラッセルは「あきらめるつもりはない」と語った。「今は、クルマにアップグレードを施したときに、その主張を見直す必要がある」「そのとき初めて、それが期待通りに機能するかどうか、戦えるかどうかがわかるだろう。でも、そうだね、再評価していいはずだ」
全文を読む