メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、次戦F1イギリスGPの舞台となるシルバーストンはW13に合っているはずだと楽観的に見つつも、チームはレースごとに「異なる問題に直面している」と警告する。メルセデスF1は、W13を理解することに苦しんでおり、当初はポーパシング(ポーポイズ現象)に悩まされていたが、それを解消した今は、車のボトミングを抑えることに格闘している。
ジョージ・ラッセルは開幕戦以来すべてグランプリをトップ5内でフィニッシュしているが、メルセデスF1はコンストラクターズランキングで3位にとどまっており、連覇は8年で途絶える可能性が高まっている。「シルバーストンの高速性は僕たちにより適していると思いたいけど保証はない」とジョージ・ラッセルは語った。「僕たちが行ったすべてのトラックは、僕たちに未知のものを投げかけた。僕たちは、行く先々のすべてのレースで異なる問題に直面している。僕たちはもっと競争力があると思ってはいるんだけどね」「1つの問題を解決すると、別のトラップに陥る。ポーパシングは解決したけど、その後、車を地面の近くで走らせて、かなり激しく地面にひっとしている。現時点ではスイートスポットはないようだ」ジョージ・ラッセルは、車高に関して「上げても下げてもパフォーマンスは改善も低下もしないし、剛性やボトミングは驚くほど変化していない」と語る。「車高を上げて走ったときでも効果は異なる。低くして走っても効果が異なる。乗り越えるのは本当にトリッキーな車の反復だ」