ウィリアムズのF1ドライバーであるジョージ・ラッセルは、ロマン・グロージャンに代わってGPDA(Grand Prix Drivers’ Association)のディレクターに就任した。昨年のF1バーレーンGPでマシンが炎上する大クラッシュを喫し、今季はインディカーに転向するロマン・グロージャンは、安全基準を改善するための努力を支援するために2021年も引き続きアドバイザーとしてGPDAに関与する。
新たにディレクターに就任したジョージ・ラッセルは、同じくディレクターのセバスチャン・ベッテル、会長のアレクサンダー・ヴルツ、アナスタシア・ファウルと一緒に仕事をしていくことになる。アナルタシア・ファウルは、GPDAで唯一の非ドライバーであり、グループの弁護士としてビジネス関連の活動を担当している。もともとF1の安全基準を改善することを目的に設立されたGPDAだが、現在は現役F1ドライバーのより一般的な声として機能している。たとえば、F1の反人種差別への取り組みに関与し、2022年の新しいレギュレーションについてフィードバックを提供し、昨年のムジェロでの多重クラッシュ後のセーフティカー手順などの特定のFIA判決について懸念を表明している。ジョージ・ラッセルは「GPDAのディレクターに指名されたことを光栄に思う。この役割を僕に任せてくれた仲間のドライバーのサポートに感謝し、それに伴う責任を認識している」とコメント。「GPDAは、その60年間の存在において、スポーツとファンにとって、F1の安全性をサポートおよび形成する上で不可欠な部分だった。アナスタシア、セバスチャン、アレックスと一緒に新しい課題と機会に取り組むことを楽しみにしている」
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