マイアミGP後にジャック・ドゥーハンの後任としてアルピーヌに起用されたフランコ・コラピントは、自身の将来を巡って「話し合いが行われている」と認めつつも、「シート喪失を心配してはいない」と強調した。アルピーヌの暫定チーム代表フラビオ・ブリアトーレは、コラピントに「速く走ること、クラッシュしないこと、ポイントを取ること」の3つを厳命。しかし、イギリスGPまでの6戦で、コラピントはカナダで一度ピエール・ガスリーを予選で上回ったのみ。複数回のクラッシュを喫し、ポイントは未だゼロだ。
シルバーストンでは予選でクラッシュし、決勝ではフォーメーションラップ中のピットストップでクラッチを焼き切ったとされ、DNS(出走せず)となったとRacingNews365は伝えている。この結果、バルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレス、あるいはジャック・ドゥーハンらが、イギリスとベルギーの間のインターバルで代役に就くのではないかという噂が強まっている。それでもコラピントは、自身の状況改善に向けて努力を続けるつもりだという。「そこまで心配していない」とRacingNews365に語り、ベルギーGPでもアルピーヌのシートに座っているかどうかについて問われると、こう続けた。「もちろん、いつだって話し合いや噂はあるけど、僕はただ働き続けて、チームのクルマを改善する手助けをしないといけない」「シルバーストンではいくつか良い進歩もあったけど、それでも僕たちが求めているレベルには達していない」