フランスのフランソワ・フィヨン首相は、F1フランスGPを復活させるためのタスクフォースを設置した。グループには、1971〜1990年に14回のグランプリを開催したポール・リカール・サーキットのディレクターであるジェラール・ヌブーが含まれており、ポール・リカールが最も有望な会場であることが示唆される。プロモーターが、有効なサーキットとしてF1レースのための契約に合意することができれば、早ければ2013年にもF1フランスGPをカレンダーに復活させられる可能性がある。
F1フランスGPの復活には資金調達が鍵となる。これまでの3年間、F1フランスGPの復活計画は資金によって妨げられてきた。フランソワ・フィヨン首相は「チームを設置したのは事実だ」と語り、「フランスで新しいグランプリを組織する計画を練るための試み」として作られたと Var-Martin に述べた。ル・マン出身で、サーキットのクラシックレースにも参加するフランソワ・フィヨン首相は、タスクフォースにはルノーのチーム代表エリック・ブーリエなどが含まれていることを明らかにした。F1フランスGPは、財政問題により2008年に開催されたマニクールを最後にカレンダーから落ちている。以前のプロモーターを失ったあと、フランス・モータースポーツ連盟(FFSA)が2004年からフランスGPを開催していたが、7桁の損失を計上し、2009年にレースを継続することができなかった。近年、F1フランスGPの復活に関しては、マニクールでの復活やディズニーランド・パリ敷地内でのレース開催などの新しい会場を含めて議論されてきた。フランソワ・フィヨン首相は、フランスGPとベルギーGPとで開催枠を共有する可能性があることを認めた。このスキームは、スパ・フランコルシャンでのF1の将来を助けるだけでなく、過密なF1カレンダーのなかでポジションを獲得できないという問題の解決策になることになるかもしれない。
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