F1チームは、2011年からのFダクトの禁止で合意した。マクラーレンが今シーズンから導入したFダクトは、ドライバーが操作してリアウイングをストールさせることでストレートスピードを向上させるデバイス。今シーズンはシャシーがホモロゲートされているため、当初からFダクトを前提にシャシーを設計したマクラーレン以外のチームはFダクトのコピーに苦戦を強いられている。
またドライバーが手を使って気流を制御するすることで、ドライビング中に両手がステアリングから離れる可能性があるため、安全性を懸念する声もあがっている。サウバー、フェラーリ、ウィリアムズ、メルセデスGPは、すでにFダクトをグランプリに持ち込んでいるが、大部分のチームはコストと安全性によって来シーズンから禁止になることを懸念していた。バルセロナで日曜日の朝に行われたFOTAの会議でFダクトが議題にあげられ、大部分のチームが2011年からFダクトを非合法とすることに投票し、禁止が決定した。関連:Fダクトとは