フォーミュラEチームのヴェンチュリー・グランプリは、元F1ドライバーのニック・ファイドフェルドとステファン・サラザンをドライバーに起用することを発表した。元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、今月初旬にドニントンで実施されたフォーミュラEマシンのシェイクダウンテストにヴェンチュリーから参加していた。現在、レベリオン・レーシングからWEC世界耐久選手権に参戦しているニック・ハイドフェルドがシンルグシーターでレースをするのは、2011年限りでF1シートを失って以来となる。
「レースと自動車の将来に多くのことをもたらすであろうスターティング・プロジェクトの一員になることを本当に特別に感じている」とニック・ハイドフェルドはコメント。「長い間、ハイレベルのドライビングとモータースポーツに関与していると、クルマに乗り込むと自動的に以前に経験したいたものと比較してしまうものだ」「最高レベルでチームがパフォーマンスを発揮することに役立つために、僕が見て、経験してきたアイデアをもたらしたい」「チームが一丸となってソリューションを見つけることに取り組んでいく。僕が好きなのは前進することだ」ステファン・サラザンは、1999年にミナルディから1戦だけF1に参戦。現在トヨタでWECに参戦している。「新しいチャンピオンシップの一員になれるのは素晴らしいことだ」とステファン・サラザンはコメント。「興奮しているし、技術のパイオニアとなる完全に新しい車に座り、新しい分野に取り組むことに高いモチベーションを持っている」ヴェンチュリー・グランプリは、ハリウッド俳優レオナルド・ディカプリオとフランスの老舗自動車メーカーであるヴェンチュリーとの共同プロジェクト。レオナルド・ディカプリオは、かねてより俳優業の傍ら環境活動家としても知られており、自身のエコ活動の一環としてレースに参戦する。