フォーミュラEは、2017/2018シーズンのカレンダーにチューリッヒでのレースを追加。スイスで60年以上ぶりにレースが開催されることになった。スイスでは、1955年のル・マン24時間レースの大事故の影響により国内でのモータースポーツが禁止されていた。しかし、2015年にオールエレクトリック・レーシングが可能になるように法律が緩和されていた。
その年、フォーミュラEはジュネーブでデモ走行を実施。ルガーノでのレース開催を目指したが、実現はしなかった。その後、チューリッヒが候補地として浮上しており、FIA世界モータースポーツ評議会は、2018年の6月10日に第10戦としてフォーミュラEを開催することを正式発表した。スイスでのレース開催は、1954年にファン・マヌエル・ファンジオ(メルセデス)が優勝したスイスグランプリ以来となる。FIAのジャン・トッド会長は「1955年に禁止されて以降、レースが開催されていなかった国に再導入することができるのは、FIAにとって刺激的な見通しであり、重要な目標の達成だ」とコメント。「我々にとって、世界中で新たなオーディエンスをモータースポーツにもたらす続けることが重要であり、これを実現するために関与してきた全員を祝福したい」「サンティアゴ(チリ)、サンパウロ(ブラジル)、ローマ(イタリア)というカレンダーの他の新しいイベントとともに、フォーミュラEはこの先、非常に力強いシーズンを送ると信じている」フォーミュラEのアレハンロド・アガグ会長は、スイスのレース不在を終わらせることに“興奮した”とし、シリーズのパートナーであるスイスのプライベートバンクのジュリアス・ベアがレースを実現するための助けとなったと述べた。「電気革命と持続可能なモビリティを推進するフォーミュラEがコアとする基本要素がなければ、これは実現しなかったと思う」とアレハンロド・アガグは述べた。「フォーミュラEを継続して信じてくれたボリス・コラルディ(ジュリアス・ベア CEO)と彼のチーム全体のコミットメントに感謝の意を表したい。我々は再びモータースポーツ界で新たな土台を打ち破ることができた」また、FIA世界モータースポーツ評議会は、ドイツの会場としてベルリンを5月19日に開催すること、ニューヨークn日程を7月14~15日に移動することを発表した。フォーミュラE 2017-2018 開催スケジュールRd.日程国ePrix開幕戦2017年12月2日香港香港第2戦2017年12月3日香港香港第3戦2018年1月13日モロッコマラケシュ第4戦2018年2月3日チリサンティアゴ第5戦2018年3月3日メキシコメキシコシティ第6戦2018年3月17日ブラジルサンパウロ第7戦2018年4月14日イタリアローマ第8戦2018年4月28日フランスパリ第9戦2018年5月19日ドイツベルリン第10戦2018年6月9日スイスチューリッヒ第11戦2018年7月14日アメリカニューヨーク第12戦2018年7月15日アメリカニューヨーク第13戦2018年7月28日カナダモントリオール最終戦2018年7月29日カナダモントリオール
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