世界初のドライバーレス電気自動車レース『ロボレース』を戦うマシンが発表された。ロボレースの創設者デニス・スフェルドロフとデザイバーのダニエル・サイモンは、バルセロナで開催されたMobile World Congressで“ロボカー”を披露した。デザインは、昨年4月に公開されたコンセプトカーを忠実に再現している。
車重975kgのロボカーは、300kwのモーターを4台備え、時速200kmを実現する。開発車両のDevBotは、今月フォーミュラEのブエノスアイレス大会でデモ走行を実施し、平均115mphを記録している。「ロボレースにとって大きな瞬間だ。我々は世界にロボカーを供給し、ドライバーレス電気技術の前進においてまた大きなステップを果たした」とデニス・スフェルドロフはコメント。「全チームとパートナー、特にこの美しいマシンを造り出したダニエルの仕事を本当に誇りに思う」「ドライバーレスカーとのエモーショナルなコネクションを確立し、将来を定めるために人間とロボットをより近くすることが我々にとって非常に重要だった」「コース上でのDevbotの進化、そして、1年未満でロボカーを作ることは、驚異的だったし、ロボカーで学習の旅を続けていくのが待ち切れない」『トロン:レガシー』『オブリビオン』といったハイウッドSF超大作での仕事で有名なデザイナーであるダニエル・サイモンは、人工知能と出会い、ロボカーがモータースポーツの“新たな次元を開く”と述べた。「エンジニアリングのボーダーラインをプッシしつつ、我々はロボカーの全てのパートのスタイルを整えていった」とダニエル・サイモンはコメント。「我々は、レアな自動車デザイン、そして、我々の決意の証拠であった最初に共有したコンセプトに忠実ままで機能的なマシンを披露できたことを本当に誇りに思っている。これを公開するのは素晴らしい感覚だ」シリーズがスタートする際、各ロボカーチームは、同じベースのロボカーを使用し、ソフトウェアでレースを競う。タイヤはミシュランを装着する。
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