フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prixの決勝レースが1月26日(土)に行われ、サム・バード(ヴァージン)が優勝を飾った。チリでフォーミュラE選手権が行われるのは2回目で、今年はチリの首都サンティアゴの185エーカーの広さの公園内につくられた全長2.4kmのパルケオヒギンスサーキットでレースが行われた。
レースはスタート前から波乱。圧倒的な速さでポールポジションを獲得していたルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)がアタック後のインラップでのブレーキ使用の違反によってタイム抹消となり、最後尾へと降格となった。この裁定により、セバスチャン・ブエミ(日産e.dams)がポールポジションを獲得。日産にとってはフォーミュラEでの初ポールポジションとなった。フロントローにはパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)が並ぶことになった。また、ストフェル・バンドーン(HWA)もスーパーポールセッションで規定時間以内にコースインできなかったことでタイム抹消となったが、ディ・グラッシのペナルティにより、予選順位通りの5番グリッドからのスタートとなった。気温37℃、路面温度45℃とフォーミュラE史上最も高温のコンディションのなかで45分+1周の決勝レースはスタート。オープニングラップではセバスチャン・ブエミがトップを維持。パスカル・ウェーレイン、サム・バード、ダニエル・アプトの順で1周目を終える。10周目にサム・バードがアタックモードを使用してパスカル・ウェーレインをオーバーテイクして2位に浮上する。13周目、マキシミリアン・ギュンター(ドラゴン)がコース上でストップ。残り26分でフルコースイエローとなる。また、ウォールに接触したフェリペ・マッサ(ベンチュリー)がピットに入りレースをリタイアする。残り22分でレースは再開。セバスチャン・ブエミがサム・バードを抑えてトップを維持する。ここでストフェル・バンドーンがウォールにクラッシュしてレースをリタイアする。残り15分の22周目。トップを維持してきたセバスチャン・ブエミがウォールにクラッシュ。ピットに戻ってレースをリタイアする。トップに立ったサム・バードは、パスカル・ウェーレインからのプレッシャーを受けながらもトップでチェッカー。今シーズン初勝利を挙げた。2位には参戦2戦目のパスカル・ウェーレイン、3位にはダニエル・アプトが表彰台を獲得した。2018/19 フォーミュラE 第3戦 サインティアゴE-Prix 決勝 順位・結果Pos#ドライバーチーム12サム・バードエンビジョン・ヴァージン・レーシング294パスカル・ウェーレインマヒンドラ・レーシング366ダニエル・アプトアウディスポーツ・アプト・シェフラー448エルアルド・モルタラベンチュリ・フォーミュラEチーム54ロビン・フラインスエンビジョン・ヴァージン・レーシング620ミッチ・エバンスパナソニック・ジャガー・レーシング727アレクサンダー・シムズBMW i アンドレッティ・モータースポーツ864ジェローム・ダンブロシオマヒンドラ・レーシング916オリバー・ターベイNIOフォーミュラEチーム107ホセ・マリア・ロペスジェオックス・ドラゴン113ネルソン・ピケJr.パナソニック・ジャガー・レーシング1211ルーカス・ディ・グラッシアウディスポーツ・アプト・シェフラー1336アンドレ・ロッテラーDSテチーター1417ゲイリー・パフェットHWAレースラボ 22オリバー・ローランド日産 e.dams 28アントニオ・ダ・コスタBMW i アンドレッティ・モータースポーツ 25ジャン・エリック・ベルニュDSテチーター 23セバスチャン・ブエミ日産 e.dams 5ストフェル・バンドーンHWAレースラボ 6マキシミリアン・ギュンタージェオックス・ドラゴン 19フェリペ・マッサベンチュリ・フォーミュラEチーム 8トム・ディルマンNIOフォーミュラEチーム
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