DSヴァージンは、フォーミュラEの2017/18シーズンでアレックス・リンをホセ・マリア・ロペスに代えて起用することを発表した。元ウィリアムズの開発ドライバーであるアレックス・リンは、今年、リザーブドライバーとしてDSヴァージン レーシングに加入。ホセ・マリア・ロペスがWECに参戦したニューヨーク戦でレースデビューを果たした。
ダブルヘッダーで開催されたニューヨークではデビュー戦でいきなりポールポジションを獲得したアレックス・リンだが、両レースはリタイアに終わっている。DSヴァージン レーシングは5日(火)にアレックス・リンと“複数年”契約を結んだことを発表。シーズン4でサム・バードとともにフォーミュラEを戦うことになった。「DSヴァージン レーシング フォーミュラE チームでフルタイムのシートに昇格できてとても嬉しい」とアレックス・リンはコメント。「1月から彼らと非常に密接に仕事をしてきたけど、本当に高水準のエンジニアの素晴らしいグループから学び、彼らのセットアップに自分自身を組み込むことは本当に楽しかった」「ニューヨークでデビューするチャンスを与えてくれただけでなく、フルタイムのレースシートに僕を昇進させてくれたアレックス・タイ(チーム代表)に感謝している」「来シーズンはコース上でみんなの信頼に応えたい」サム・バードはこれまでDSヴァージンで5勝を挙げている。昨年はランキング4位でシーズンを終え、ニューヨークのダブルヘッダーでは2連勝を成し遂げた。「去年は、ニューヨークでの2連勝が示すようにペースとエネルギーマネジメント面で大きな前進を果たした。チームがこの競争力を維持するために懸命に仕事をしていることはわかっている」とサム・バードはコメント。「シーズン4でさらなる成功を収めることを楽しみにしている。アレックスとペアを組むことはチームにとって本当の資産になることを間違いないだろう」アレックス・リンがフルタイムのレースシートに昇格したことで、ホセ・マリア・ロペスはフォーミュラEでシートを獲得できない可能性がある。ホセ・マリア・ロペスは、ルーキーシーズンで2度の表彰台を上げたが、先週末、母国アルゼンチンでアレックス・タイとの関係に亀裂が報じられていた。アレックス・タイとDSヴァージンのパフォーマンスディレクターを務めるザビエル・メステラン・ピノンは、ホセ・マリア・ロペスに感謝を述べており、ザビエル・メステラン・ピノンは彼の“貴重な技術フィードバック”を称賛した。ホセ・マリア・ロペスは、フォーミュラEにとどまりたいとの願望を示しているが、シートは一握りしかなく、ヴェンチュリーやアンドレッティのようなレースに勝っていないチームしか残っていない。ホセ・マリア・ロペスは、トヨタからWECに参戦しているが、唯一のマニュファクチュラーだったポルシェが撤退を発表したことで、まだ継続をコミットしていない。
全文を読む