NBAのボストン・セルティックスのマネージングパートナーであるウィクリフ・グラウスベックとコーズウェー・メディア・パートナーズは、フォーミュラEに2,100万ドル(約22億円)の投資を行うことを発表した。排気ガスを一切排出しない電気自動車によるフォーミュラカーレースであるフォーミュラEは、環境保護に関心を持つレオナルド・ディカプリオやリチャード・ブランソンといったセレブを引き付けている。
ウィクリフ・グラウスベックは、2013年5月に長年の投資パートナーであるボブ・ヒギンズとマーク・ワンとともにコーズウェー・メディア・パートナーズ(Causeway Media Partners)を設立。同ファンドは、彼が所有するボストン・セルティックスを含めたNBAチームやNFLチームのオーナーから個人的な支援を受けている。今回の発表では、ウィクリフ・グラウスベックが、フォーミュラEフォールディングの取締役となることも発表された。ウィクリフ・グラウスベックは「コーズウェー・メディア・パートナーズが、フォーミュラEにメディア経営陣や有名投資家だけでなく、NBAとNHLに深いネットワークをもたらすことを発表できたことを嬉しく思う。我々は、フォーミュラEがモータースポーツに素晴らしい進化のステップとなり、世界中の数百万人のファンを楽しませ、最高の電気自動車の開発を進めてくれると信じている」と述べた。「フォーミュラEのアレハンロド・アガグ、エンリケ・バニュエロス、そしてFOXスポーツ、ヴァージン・レーシング、アウディ・スポーツABT、タフホイヤー、ミシュラン、ルノーといった世界的なパートナーと一緒に協力できることは特権的なことだ。我々は、アメリカでの高速電気レースの発展に焦点を合わせ、フォーミュラEが世界的なセンセーショナルをもたす役に立ちたいと思っている。ロサンゼルスとマイアミの中心で開催されるレースによって、我々はサスティナブルな車両のパワーと見込みを示し、数百万人を楽しませることに役立てるだろう」「コーズウェーの使命は、NBAとNFLのチームオーナー、メディア経営陣、プロの投資家との深いネットワークから利益を得る投資機会を見つけることだ。フォーミュラEは完璧にマッチする。コーズウェーで我々は競争とエンターテインメントのパワーを知っており、電気自動車市場の発展のための知識をもたらせると思っている」フォーミュラEホールディングスのアレハンロド・アガグCEOは「我々はフォーミュラEの株主としてウィクリフ・グラウスベックとコーズウェー・メディア・パートナーズを迎え入れることをかなり嬉しく思っているし、彼らはシリーズの発展に大きな強いになってくれると思う。ウィクリフは、アメリカのスポーツ市場の広範囲な知識と経験をもたらしてくれる。それは我々が有するアメリカを拠点とする2つのチーム、2つの都市、放送局のFOXスポーツ、そしてアメリカの電気自動車市場の拡大を考えれば、フォーミュラEにとって鍵となるエリアだ」とコメント。「今日のニュースは、フォーミュラEの成長の重要なステップでもある。今年我々は10戦のカレンダー、さらにはマイケル・アンドレッティ(アンドレッティ・モータースポーツ)、ジェイ・ペンスキー(ドラゴン・レーシング)のようなモータースポーツ世界的な名前、リチャード・ブランソン卿(ヴァージン・レーシング)とレオナルド・ディカプリオ(ヴェンチュリー・グランプリ)のような世界的な環境保護主義者を発表した」「また、私は長年ウィクリフのことを個人的に知っており、彼が我々の取締役会とフォーミュラE選手円の方向性に多大な貢献をしてくれることはわかっている」
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