かつてマクラーレンF1チームのチーム代表を務めたマーティン・ウィトマーシュが、フォーミュラEの新たな機関“グローバル・アドバイザリー・ボード”のメンバーとして同シリーズに参画することが発表された。フォーミュラEは、グローバル・アドバイザリー・ボードは“電気自動車の世界的な理解と排出削減に影響を及ぼす重要なプレーヤーとしてフォーミュラEの将来の方向性の舵を取る”ための機関であると声明で述べた。
グローバル・アドバイザリー・ボードは、前国連気候変動枠組条約事務局長のクリスティアナ・フィゲレス、4度のF1ワールドチャンピオンで、ルノーF1チームのアンバサダー、ルノー e.damsの共同オーナーでもあるアラン・プロストが率いることになる。マーティン・ウィットマーシュの以外には、現役フォーミュラEチャンピオンのルーカス・ディ・グラッシ、フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグ、中国のテレコム企業SINAのCEOであるチャールズ・チャロ、ジャガー・ランドローバーのCMOでシャガー・レーシングのチェアマンを務めるゲルト・モーゼル、フォーミュラEのスポンサーであるジュリアス・ベアのマーケティング責任者マルコ・パローニが名を連ねる。アレハンロド・アガグは「フォーミュラEは単なるレース以上のものであり、認識の変化、姿勢や行動の変化、我々の生活の仕方の変化、地球の未来に積極的に影響っを及ぼす、変化を促すためのプラットフォームだ」と説明。「メディア、マーケティング、スポーツ、そして、サスティナビリティの分野における著名人がツ殻強くミックスされるなかで、クリスティーナやアランのような名前が新しいグローバル・アドバイザー・ボードにいることは名誉なことだ」2014年末にマクラーレンを解雇されたマーティン・ウィットマーシュは、その後、ランドローバー BAR アメリカズカップのヨットレーシングチームのCEOを務めており、フォーミュラEへ関与するのは初めてとなる。2017/2018シーズンのフォーミュラEは、今週末に香港で開幕。ダブルヘッダーレースとして開催される。