電気自動車レースに“F2からF1”のような新たなジュニアカテゴリーを設立することを目指したシンルグシーター“フォーミュリーノE(Formulino E)”が発表された。フォーミュリーノEは、フォーミュラEのシャシーパートナーであるダラーラとベルギーのコンストラクターであるパンチ・パワートレインとのコラボレーションで生まれた。
フォーミュリーノEは、今週初めにシェイクダウンが完了し、水曜日にジュネーブのEEVC 2017で発表された。このプロジェクトには、フォーミュラEとFIAは関与しておらず、より小規模なチームやレーシングスクールがターゲットとされている。早ければ、来年にもシリーズが設立される可能性があるという。フォーミュリーノEプロジェクトの代表を務める元ゾルダー・サーキットのCEO、ティエリー・ドフランドルは「手頃な価格の電気シングルシーターであるフォーミュリーノEを開発し、実現させられたのは夢の実現だ」とコメント。「3年半のハードワークの結果だ。パンチ・パワートレインが開発し、ダラーラがシャシーを供給してくれたことを嬉しく思う」フォーミュリーノEは、ダラーラのF3車両F007をベースに120kW(163馬力)を発生されるEP2-Rを搭載。車重は600kgで、0-100km/h加速は4秒。最高速度は200km/hに達する。ティエリー・ドフランドルは、今年後半には初レースをする準備はできており、チャンピオンシップは来シーズンに発表できるだろうと述べた。「今年20台のクルマを実現したいと思っている。その後、拡大していくことができるだろう。今年すでに初レースを開始するために交渉している。それは我々の学習曲線の一部だ。我々は20台のクルマをオーダーし、我々のパートナーになってくれるプロモーターを探しているところだ」フォーミュラEとコンタクトを取っているかと質問されたティエリー・ドフランドルは「活発にコンタクトを取り続けている」と述べた。
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