フォードは、フォーミュラE参戦を将来的なモータースポーツ活動の選択肢のひとつとして検討していえる。フォード・パフォーマンスのグローバルマネージャーを務めるマーク・ラッシュブルックは、“電動モータースポーツ”を評価しており、フォーミュラEへの参戦を検討中であることを Autosport の取材で認めた。
フォードのフォーミュラE参戦は昨年の時点でも報じられており、契約目前とも言われていた。また、フォードは世界ラリークロス選手権からマニュファクチャラーとして撤退し、電動ラリークロスへの参戦にも関心を示している。「我々は、ハイブリッドからフルエレクトロニックかに関わらず、電動モータースポーツの選択肢を理解するために様々なレースを非常に綿密に検討している」とマーク・ラッシュブルックはコメント。「我々の市販車向けてのサイクル計画を考えれば、我々は近い将来に電動式のモータースポーツを追加することには非常に興味を持っている」「我々はそのような選択肢のほぼ全てを研究し続けており、2019年初頭に決断を下すことになると思う」フォーミュラEは、シーズン6となる2019/20シーズンにポルシェが参入することで12チーム、24台に到達するが、マーク・ラッシュブルックは、まだフォードが参入する余地はあると主張する。「それは既存チームに参加したり、現在グリッドにいる誰かと提携するという意味だ」とマーク・ラッシュブルックは述べた。フォードは昨年4月に発表された公認メーカーのリストに載っていないため、シーズン6に向けて独自のパワートレインを加発することはできない。また、パートナーが見つかった場合にも2月1日までにシーズン7への参戦の意向を申請する必要がある。フォードは、12ヶ月前にペンスキーが所有するドラゴン・レーシングと交渉の場を設けていたことが知られている。現状、フォードのFIA世界耐久選手権とIMSAスポーツカー選手権のGTプログラムへのコミットメントは今季終了までとなっている。