フォーミュラEの共同創設者であるアルベルト・ロンゴが、2026年F1レギュレーションをめぐる議論に加わり、現在の方向性に疑問を呈した。マックス・フェルスタッペンが新規則を「ジョーク」と切り捨てたことを受け、F1は本来の姿に立ち返るべきだと主張している。今季の新レギュレーションについては、メルセデスとフェラーリのドライバーが一定の適応を見せる一方で、グリッド全体では不満の声も出ている。
ランド・ノリスもオーストラリアGP後に新規則を「人工的だ」と評しており、フェルスタッペンの発言は特に大きな反響を呼んでいる。フォーミュラE側から見たF1の変化アルベルト・ロンゴは、スペイン紙の取材の中で、F1が新レギュレーションによってフォーミュラEの要素を取り込んでいるように見えることに驚きを示した。「率直に言って、F1が何をしているのか本当に理解できないし、私はそれをオープンに言う。なぜF1が我々のレースのやり方に少しずつ近づいているのか理解できない」とロンゴは語った。「F1は元の姿に戻ると確信している。このハイブリッドF1には意味がない。我々が12年間やってきたようなレースを提供しているだけだ」「彼らにとって少し複雑になっているし、ドライバーですら理解できていない。だからこそトップドライバーから批判が出ているのだ」「フェルスタッペンが自分たちの選手権についてこのように語っているのを聞くのは、F1として容認できることではない。だから私は方向転換すると理解しているし、内燃機関へ戻り、自分たちのレースのあり方に忠実になるだろう」新レギュレーションへの不満は広がっている今回の発言の背景には、2026年F1レギュレーションに対するドライバー側の不満がある。ノリスは新規則を「人工的」と表現し、フェルスタッペンもまた厳しい言葉で批判してきた。ロンゴは、F1がよりハイブリッド志向へ進んでいることで、フォーミュラEに近い性格を帯びながら、同時にトップドライバーたちを苛立たせていると見ている。フォーミュラEの立ち位置も強調ロンゴはさらに、フォーミュラEがF1とは異なる価値を持つカテゴリーとして設計されてきたことも強調した。「2014年にこの選手権を創設した時、我々はこれまでに見たことのないレースで、このスポーツに新しい人々を引きつけることを意図していた」「この新レギュレーションによって、2つの異なるリーグが同じようなレース、つまりエネルギー効率と純粋なパフォーマンスではないレースへと収束しつつある。歴史的にレースファンに評価されてきたのは純粋なパフォーマンスだ。我々はまったく違うものを提供している」フェルスタッペンはFIAに対してレギュレーション変更を働きかけているが、その訴えがどこまで受け止められているかはまだ明らかではない。バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止によって生じた2026年シーズンの5週間の休止期間中に、FIAが協議の場を持つ可能性があるとされており、ドライバーとファン双方の懸念を和らげるために、何らかの修正や調整が行われるかが注目される。