フォーミュラEの次世代マシン「Gen4」を巡り、現役F1ドライバーとの間で水面下の接触が行われていたことが明らかになった。フォーミュラEのCEOジェフ・ドッズは、すでにテスト走行が始まっているGen4マシンについて、複数のF1ドライバーから「個人的に試してみたい」との問い合わせを受けていると明かした。
Gen4はフォーミュラEの新たなレギュレーションサイクルの幕開けとなるマシンで、今季後半の12月に開幕予定のシーズン13から正式投入される見通しだ。一方、F1も2026年から新パワーユニット規則のもとで新時代に突入しており、両カテゴリーの方向性がパドック内で話題となっている。Gen4は常時四輪駆動を採用し、2種類の空力セットアップを備えるほか、最高出力は600kW(815馬力超)に達する。すでに最高速度210mph(約338km/h)を記録しており、ラップタイムはF1とF2の中間に位置する水準になるとされる。バーレーンテスト期間中、マックス・フェルスタッペンが2026年F1レギュレーションを「ステロイドを打ったフォーミュラEのようだ」と表現したことで、フォーミュラEはF1パドックの議論の的となった。その後、ドッズはフェルスタッペンに対してGen4テストを提案したが、実際には他のF1ドライバーからも関心が寄せられているという。「100%だ。Gen4がテストで走り始めてから、実際にF1ドライバーと会話をしてきた。誰かは決して言わないが、『プライベートで乗ることはできるか? ぜひ試してみたい』と聞かれた」とジェフ・ドッズは語った。「マックスはその一人ではないが、他にもいる」「これはマックスだけでなく、すべてのF1ドライバーに対して完全にオープンな招待だ。このスポーツがどこへ向かっているのかを垣間見たいなら、Gen4に座ってみるべきだ。これは大きな前進だ」「Gen4のラップタイムはF1と大きくかけ離れたものにはならない。F2とF1の間に位置するだろう。しかし、その先はどうなるのか?」「私の見解では、その先に来るものはF1マシンと同等か、あるいはそれ以上に速くなる。それがフォーミュラEの進んでいる軌道だ」