元F1の最高経営責任者であるバーニー・エクレストンは、フォーミュラEがF1の存在そのものの大きな脅威にならないよう最初から対策を打っていただろうと語る。2014年にスタートした電気自動車のレースシリーズであるフォーミュラEは、フェリペ・マッサやストフェル・バンドーンといった多くの元F1ドライバーを引き付けている。また、主要都市のストリートサーキットでのレースや“ファンブースト”“アタックモード”といったイノベーションはファンから支持されている
だが、バーニー・エクレストンはフォーミュラEのファンではないとし、自分がまだF1を担当していたら、最初からフォーミュラEがF1の主要なライバルにならないように対策を打っていただろうと語る。「F1を運営している人たちがフォーミュラEの影響を考慮しなければならなのは残念なことだ」とバーニー・エクレストンは Autocar に語った。「私ならフォーミュラEを葬っていただろう。それですべての議論が救われていたはずだ。もし私がそこにいたら、それは起らなかった」しかし、バーニー・エクレストンはそのように対策を講じるにはもはや遅すぎると認める。「誰もが電気自動車についてばかり話しているし、もうそれに反対することは少し勇気のあることだ」とバーニー・エクレストンは語る。「いわゆる若い世代は一般的に車にもう興味がないように思う。数年で車にワクワクするようなことはなくなったと思う。全員にとってもそれが電気自動車なのであれば、それは変わらないだろう」「テスラはいつか忘れられると思うが、フェラーリは決して忘れられないだろう。他の人々も電気自動車を作るだろう。彼らは今日のリーダーだが、すぐに特別な存在になることはない」「実際に人々が気にすることは何か? 自動車ブランドではなく電気であるという事実だ。それが永遠に続くことはない」それはバーニー・エクレストンの心の中のフェラーリとは全く対照的なことだ。「フェラーリのブランドはとても協力であり、彼らがF1から離れたとしても、巨大なままでいられる。彼らはF1で勝っていなくても、ストリートでワールドタイトルを獲得したのはどこかと質問すれば、彼らはフェラーリと言うだろう」
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