フォーミュラEドライバーは、FIA(国際自動車連盟)がレッドブル・レーシングのF1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンの“社会奉仕活動”の場としてが利用されたことに不満を抱いている。昨年のF1ブラジルGPでは、周回遅れだったエステバン・オコンが、トップを走行していたマックス・フェルスタッペンに接触。レース後の計量時のオコンの対応に激高したフェルスタッペンは、数回にわたってオコンを突き飛ばした。
FIA(国際自動車連盟)はマックス・フェルスタッペンの行為に対して2日間の社会貢献活動という処分を下しており、その1日目として土曜日にモロッコ・マラケシュで開催されたフォーミュラEのレースでドライバースチュワードの元F1ドライバーのヴィタントニオ・リウッツィとともに、FIAパネルのオブザーバーとしてとして働いた。“社会奉仕活動”の1日分を消化したマックス・フェルスタッペンは「反対側からそれを見るのは興味深いことだった。通常、スチュワードと一日を過ごすことはできないからね!」とコメント。「もちろん、テレビでフォーミュラEを少しフォローしていたけど、パドックに来たことはなかったし、本当に一日を楽しんだ。まず何より本当にエキサイティングなレースだった。チャンピオンシップは明らかに成長しているし、ここにはたくさんの自動車メーカーがいるので、クールなシリーズだと思う」しかし、フォーミュラEドライバーのサム・バードは、フォーミュラEのレースを処罰のために使用されたことは、同シリーズが“不当”に扱われたと感じている。「フォーミュラEのレースを奉仕活動に利用するというのは、少しフォーミュラEを不当に扱っていると思う」とサム・バードは The Sun にコメント。「これはみんながお金を払って僕たちを見に来る素晴らしいカテゴリーだ。懲罰のために利用すされるべきではないと思う」