俳優であり環境保護活動家であるレオナルド・ディカプリオが新しく組織されたフォーミュラE持続可能性委員会の委員長に就任した。フォーミュラE持続可能性委員会は、フォーミュラEを通し、特に都市部における電気自動車の利用を推進していく事を目標としている。レオナルド・ディカプリオは、フォーミュラEの活動への支援と自身の環境問題への考えを語った。
レオナルド・ディカプリオ90年代の後半に、ホワイトハウスで当時の副大統領アル・ゴアと出会い、環境問題の深刻さをより考えるようになりました。彼と私は、気候変動は今どうなのか、何なのか、次世紀のために我々が直面している大きな課題などについて長時間話しました。アル・ゴアの影響は大きいです。そして、地球を守るための一員なりたいと思い、自分の時間、エネルギーを投資することにしました。気候変動や人類のいろいろな行動が環境に影響を与えているという事を広く伝えていこうと思ったのです。これは我々の道徳上の義務だと考えています。90年代から、環境問題に関心が高まるように現場へ行き、国際舞台で活動しています。昨年、国連の気候サミットでも述べたのですが、これら問題のいずれも議論されていないことも残念に感じます。テクノロジーは生活のあらゆる面での既存の価値基準を変える存在です。10年前、プラグを繋げずに車のバッテリーを充電したり、買い物をしている間に駐車スペースに車を停めているだけで静かに充電されるなんて想像もできませんでした。フォーミュラEはテクノロジーの研究所となり技術革新をさらに加速していきます。例えば、電気自動車のバッテリーの寿命はこの選手権のおかげで長くなるでしょう。それがいずれ私たちの生活を変えることになるのです。世界規模の電気自動車選手権を始めたフォーミュラEのような企業を私は称賛します。フォーミュラEのことは3年くらい前にニューヨークで聞きました。その時は単なるアイデアでした。その時からこの選手権を私は支援しています。そしてこの2年くらいの間の進歩に驚いています。フォーミュラEは失敗すると言う人もいました。アレハンドロや彼のチームは素晴らしい仕事を成し、これらの批評は間違いであったことを証明し、ビジョンを実現しました。フォーミュラEは電気自動車への人々の認識を変える本当にパワフルなツールになります。フォーミュラEが都市の中心で行われるレースであるという事実にも魅了されました。これから先20年で世界の80%の人口は都市部で生活していると言われています。この絶え間ない成長のためにテクノロジーの革新が必要になってきます。スマートな交通手段、つまり電気自動車の利用を推進することは都市部の公害を減らす一つの重要な方法です。電気自動車が増えれば空気の質も向上し、これは人々と地球に恩恵をもたらします。例えばソーラーエネルギーのような持続可能で、利用可能な自然資源を賢く使う、そんな都市を私は夢見ています。フォーミュラEのようなプロジェクトはこの夢の実現を後押しするのです。委員会メンバーリスト委員長:レオナルド・ディカプリオマイク・フライス リバティー・グローバルCEOボリス・コラルディ ジュリアス・バー銀行 CEOケン・アレン DHLエクスプレスCEOポール・ジェイコブス クアルコム会長ニコラス・フス VISAヨーロッパCEOジャン-ドミニク・スナール ミシュランCEOジャン-クロード・ビバー タグ・ホイヤーCEOサイモン・フリー フォーミュラEホールディングス会長アレハンドロ・アガグ フォーミュラEホールディングス CEO
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