フォーミュラEは、3rdシーズンに未来的なフロントウィングを採用する。2ndシーズンが終了して数週間しか経っていないが、チームは10月の香港での3rdシーズンの開幕にむけてすでに始動。リッカルド・パレッティ・サーキットでテストを実施している。フォーミュラEは、公式Snapchatで3rdシーズンのマシンのルックスが大きく変化することを垣間見せた。
最初の2シーズンでは、1つのウィングと各フロントホイールに空力フェアリングというより典型的なフロントボディワークを採用していたフォーミュラEカーだが、公開された新たなノーズは上部に2つ目のウィングがある複葉機なスタイルを採用。来シーズンからサポートレースとして行われる予定のロボカーのマシンを彷彿させる。だが、その急進的なルックスにも関わらず、新しいウィングは空力パフォーマンスを加えることはないという。フォーミュラEの関係者は「あまり空力的な影響はない」と Current E にコメント。「組織はクルマをもう少し異なるルックスにしたかった。F1のコンセプトを調べ、クルマをどのように目立たせることができるかについて考えている」だが、過去2シーズンでは、接触によりホイールフェアリングが外れる事故が多く、新たなデザインではそれが低減される可能性がある。 関連:無人運転レース『ロボレース』:レースカーの画像を公開