ルノーの撤退により、フォーミュラ・ルノー3.5が『フォーミュラ3.5 V8』の名称で再スタートを切ることになった。GP2と並んでF1の登竜門とされていたフォーミュラ・ルノー3.5だが、今年初め、ルノーが2015年シーズン限りで同カテゴリーのサポートから手を引くことが報じられていた。そして、先週末のヘレスでの最終戦でプロモーターのRPMレーシングより、さらなるプランが発表された。
2016年の暫定カレンンダーでは、アラゴン、ハンガロリンク、スパ、ポール・リカール、シルバーストン、レッドブル・リンク、オンツァ、バルセロナ、ヘレスでのレースがラインナップされた。RPMの代表を務めるハイメ・アルグエルスアリSr.は「我々は、ドライバーが最適な経路を見つけられるようなカレンダー、さらにプロフェッショナルなドライバーとして準備するための最適なツールを彼らに与えられるように取り組んできた」とコメント。「我々のプライオリティは、グランプリを開催するレーストラックだった」リブランドされた『フォーミュラ3.5 V8』カテゴリーは、今週火曜日にヘレスで初テストを実施する。フォーミュラ3.5 V8には、アマト・フェラーリが率いるスピリット・オブ・レースに加え、2つの新チームが参戦するとみられている。一方、2013年(ケビン・マグヌッセン)と2014年(カルロス・サインツ)にドライバーズ選手権を獲得したDAMSは、GP3への参戦に移行し、チャンピオンシップを離れることをすでに確認している。DAMSのマネージングディレクターを務めるフランソワ・シカールは「シリーズン全体、そして、ルノーの組織に感謝したい」とコメント。「我々は素晴らしい年月を過ごし、多くの勝利を収めた。それは我々の歴史の一部だ」「現在、DAMSは同じレベルの成功を成し遂げるという望みとともに、他の課題に照準を合わせている」
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