フォードは、レッドブルとのF1パートナーシップで目的を達成するために“責任ある方法”で支出するが、“底なし”の資金を伴うものではないとを警告した。先週、レッドブルとフォードは、アメリカの巨大自動車メーカーが20年以上ぶりにグランプリレースに復帰するという提携を発表した。
この提携は、スポーツの新しいパワーユニット規制が始まる2026年に開始され、ブランディングのスキームが含まれるが、フォードはレッドブル・パワートレインズが開発するエンジンの技術面でも貢献し、ミルトンキーンズにはフォードのエンジニアが常駐することになる。F1グリッドからのほぼ20年間の不在に終止符を打つことは、フォードが世界ラリー選手権、NASCAR、オーストラリアのスーパーカーなどを含む幅広いモータースポーツポートフォリオに別のチャンピオンシップを追加することを意味する。提携が公表された後、メディアからの質問に答えて、フォード・パフォーマンス・モータースポーツのグローバル・ディレクターであるマーク・ラッシュブルックは、すべてのプロジェクトに対する同社の「戦略的」アプローチを強調することに熱心だった。フォードの膨大なリソースを考えると、同社がF1につぎ込む資金は “底なし”かと質問されたマーク・ラッシュブルックは「確かに底なしではない、それは証明できる」と答えた。「我々は様々なレースシリーズで責任をある方法でレースに臨んでいるつもりだ」「レースは時にそうさせたがるものですが、我々は無限の予算を持っているわけではない」「しかし、そのようなことがないように、我々はレースで勝つために適切なパートナーとともに戦略的に行動し、また、責任ある予算で行動する」フォードは多額の費用を投じるつもりはないが、F1でのレッドブルとのパートナーシップをマーケティングの面で最大限に活用するつもりだ。「オーバーレイや追加プログラムとして、モータースポーツを長い間活用してこなかった方法で活用することができるということは、我々の会社のマーケティングチームにとって、これまでにない機会があり、真の利益が何かという点で非常に特別だと思う」とマーク・ラッシュブルックは述べた。2026年のフォードとのコラボレーション開始まで、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファータウリには引き続きホンダのF1エンジンが搭載される。しかし、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、日本からミルトンキーンズに渡った知的財産がレッドブルとフォードの利益にならないように、ホンダとレッドブル・パワートレインズの間に「明確なチャイニーズウォール」が築かれたと語る。「2つの活動の間には明確なチャイニーズウォールがあるが、我々は今後数年間、できる限り最高の結果を出すためにホンダと協力していくことは明らかだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「彼らは完全にコミットしているので、非常にわかりやすく、ホンダとの関係は2025年末に終了する」「ホモロゲーション・エンジンがあるので、事実上、凍結されている」
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