レーシングポイント・フォースインディアは、ランス・ストロールが今週初めにシルバーストンのファクトリーで今季マシンVJM11でシート合わせを行ったことを明らかにした。ランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロールがチームを買収したことで、早ければ今シーズン中にもランス・ストロールのレーシングポイント・フォースインディアへの移籍が実現すると噂されている。
チームプリンシパルのオトマー・サフナウアーは、今週初めにチームのシルバストーンのファクトリーでランス・ストロールのシート合わせが行われたことを明らかにし、それは今シーズン中の移籍が実現した場合の準備であることを認めた。「彼はファクトリーを訪れ、見て回り、シート合わせを行った」とオトマー・サフナウアーはコメント「もしもの場合に備えて、彼はクルマでシート合わせを実施した」ただ、テクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、今回のシート合わせは2019年マシンのためにランス・ストロールのコックピットの好みを学ぶことが主な目的だったと語る。「我々がやりたかったのは、来年のクルマに何も変更を施す必要がないようにすることだ。変更が必要なことはいくつかあったが、我々はそれを時間通りに実施している。シート合わせを実施したことについて質問されたランス・ストロールは、“道を間違って”フォースインディアのファクトリーについてしまったとはぐらかした。「以前に行ったことがあるか? みなさんと同じくらいだと思うよ・・・」「僕はその区域にいただけだ。偶然だよ! ロンドンから間違った方向に進んでしまったんだ!」ウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは、早くても次戦シンガポールGPではいかなる変化も起こらないと語っている。オトマー・サフナウアーは、クリアする必要のある法的なハードについてまだ計画を立てていないと述べた。「今日、我々はここに座っており、おそらく残りのシーズンも同じ二人のドライバーを維持するだろう。だが、明日どうなるかは誰にもわからない」「ランスはウィリアムズと契約しているし、CRB(FIAの契約認定委員会)がそれを持っていると思う」「最初のステップはリリースだ。彼がリリースされることが前提となる。私にコントロールできないことはたくさんある」「我々はシート合わせを実施したし、それは我々はコントロールできることだ。残りのものは法的なものだ。だが、二人が同意すれば、それは実現できる」「仮に我々がエステバン(オコン)に『エステバン、申し訳ない。君は出ていかなければならない。我々はランスをクルマに乗せる』と言い、彼が『申し訳ない。僕には契約がある』と言ったら、どうする?」「今日、私はここに座っており、わからないし、決定していないので教えることもできない。それを実現するには他に多くのことを実現しなければならない。単なる移籍ではない」オトマー・サフナウアーは、新チームオーナーのローレンス・ストロールが、来年のために息子を早期に移籍させるか、もしくはVJM11に精通した現在のドライバーを維持して、コンストラクターズ選手権で順位を上げることを目指すかという2つの見解を持っていると付け加えた。
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