フォース・インディアは、F1スペインGPで導入するアップグレードによってレッドブルとコンストラクターズ選手権3位を目標にできると意欲を見せている。レースペースでは、ルノー、ウィリアムズ、ハース、トロ・ロッソに劣るフォース・インディアだが、開幕から4戦連続でセルジオ・ペレスとエステバン・オコンがダブル入賞を成し遂げており、現在、コンストラクターズ選手権で4位につけている。
それらの結果は決勝での力強い結果が助けになったが、フォース・インディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーは、バルセロナで導入される空力アップデートによって、現在のライバルを純粋なペースで倒し、その前を目指してくことができるようになると考えている。フォース・インディアは現在、コンストラクターズ選手権3位のレッドブルとのポイント差は26ポイントとなっている。フォース・インディアはレッドブルを目標にできるかと質問されたボブ・ファーンリーは「バルセロナからすべてが計画通りに行けば、そこは我々が再評価できる場所だと思う」と Autosport にコメント。「他チームも立ち止まっているわけではないことは忘れてはいけないし、そこに関しては慎重になる必要がある」「まず第一の目標は4位を強化し、それを届けることだ。その後、パフォーマンス面でそれを維持できれば理想的だ」「4戦連続ポイントは物凄いことだ。バルセロナではそこで失われていたパフォーマンスを追加し、他と肩を並べられることを期待している」ボブ・ファーンリーは、ここまで劣勢に立たされた際にもチャンスを最大化できたと考えており、それに加えて、新加入のエステバン・オコンが素早くチームに溶け込んだことが、残りの2017年シーズンにむけた良い兆候になっていると考えている。「オーストラリアでの仕事を始めた初日から我々はわずかにパフォーマンスが不足していることがわかった。我々がやってきたことは、それを克服するためのレース戦略と信頼性を生かすことだ」「オコンは素晴らしい仕事をしている。彼はまだ予選を学んでいるところだ。素晴らしいのはレース序盤で彼が示す成熟ぶりだ。それはスタートからそこにあった。彼は注目に値するレーサーだ」「私の見解ではそこが我々がポイントを増やしている部分であり、我々は他の面で彼を手助けすることができる」「ソチは彼がQ3に進出した初めての週末だったし、彼は4戦でポイントを獲得してきた。我々がいる位置のチームにとって、それ以上に良いことはない」「我々がシルバーストンに到達する頃までには、両方のドライバーがかなり激しくプッシュしていると思う。我々にとってそれは非常に刺激的なことだ」「パフォーマンスの不足分に対処できれば、シーズン後半は信じられないくらいエキサイティングなものになると思う」