フォース・インディアは、F1ブラジルGPで、エイドリアン・スーティルが16位、ジャンカルロ・フィジケラは18位だった。結果は16位と18位だったが、フォース・インディアは、終盤の雨で両者がエクストリームウェットを履くというギャンブルに出るなど、最後までレースを戦いダブル完走でシーズンを締めくくった。特にフィジケラは、第2スティントで数周にわたってハミルトンを抑える素晴らしい走りを披露した。
コンストラクターズランキングでは、ノーポイントで最下位に終わったフォース・インディアだが、新チームながら2008年シーズンを多いに盛り上げてくれた。エイドリアン・スーティル (16位)「今シーズンの良いフィニッシュだったと思う。少なくとも僕たちはチェッカーフラッグを見ることができた。僕たちの後に2台のクルマがいたし、素晴らしい結果だったよ。序盤はタイヤ選択で正しい戦略をとるのがかなり難しかった。インターミディエイトでスタートして、そのあとドライに戻してからはかなりうまく働いた。最初のセットは多くのグレイニングがでてしまったけど、2つ目は全く問題なかった。最後は、とても暗くて雨が酷くなりそうだったので、エクストリームウェットでギャンブルに出た。でも、雨はすぐに来てくれなくて苦しかったけど、全体的には僕たちができる最大限のことをしたよ」ジャンカルロ・フィジケラ (18位)「いろんなことが起こって、エキサイティングなレースだった。セーフティカーが出た後、ドライタイヤで行ったのは良い決定だったし、そのあとはとても良かったと思う。サーキットの最初の部分を通るのはとても難しかったけど、レースのこの部分は素晴らしかったよ。ターン1とターン2は特に酷くて、ほとんどドライブできなかった。でも、サーキットの残りの部分は、ドライラインがあって、それほど悪くなかった。ラップタイムはとても良くなっていったし、そのあと、僕は3位にいて、良いペースを維持していた。残念なことに、最初のピットストップでクラッチに問題が発生してしまい、順位を落としてしまった。両方のピットストップでクラッチがなくて、多くを失った。最後の雨では、僕たちには失うものがなかったので、エクストリームタイヤというギャンブルに出た。結果にかかわらず、レースは素晴らしいスタートだったし、満足できるパフォーマンスだったよ」