フォース・インディアは、2月中旬のバルセロナテストまで2人目のドライバーを発表することはないと述べた。以前、フォース・インディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーは、1回目のヘレステスト前までに2人目のドライバーを発表すると述べていたが、決定はさらに先送りにされた。
だが、ボブ・ファーンリーは、ポール・ディ・レスタのチームメイトを発表することなく1回目のテストを迎えることに懸念は抱いておらず、2人目のドライバーはバルセロナテストで追いつくことができるだろうと考えている。「ドライバーは、ポールと等しい時間を走ることができる」とボブ・ファーンリーはフォース・インディア VJM06の発表会でコメント。「ベースラインを決めるのは一度だけでいい。ポーツがヘレスで走り、実際にクルマについて学んでいき、パフォーマンスを巻き上げていく」2人目のドライバー候補に挙げられているジュール・ビアンキは、フェラーリ F138の発表会に出席したが、ボブ・ファーンリーはジュール・ビアンキがリストに残っていることを明らかにした。「ジュールは、エイドリン(スーティル)、その他数名とともに、我々が行っていることの重要な候補だ」とボブ・ファーンリーはコメント。またボブ・ファーンリーは、2人目のドライバー発表が遅れているのは、商業的な点に基づいているとの見方を否定した。「ペイドライバーという用語は難点だ」「F1にいるドライバーは非常に上質だ。彼らが予算を集めるスキルを持っているのは補足的なことであり、ネガティブなことではない」「それに伴う予算がないかもしれないときにチャンスを与えられるのも才能だと考えたい」「我々がやることは、状況をどのようにプログラムに適合させ、余裕のあるなかでベストなドライバーを獲得することだ。それを変えようとは思わない」