フォース・インディアは、インドのビジネス複合企業「サハラ・グループ(Sahara Group)」に株式の42.5%を売却。新たにサハラ・フォース・インディアとして生まれ変わることを発表した。先週、チームオーナーのビジェイ・マリヤがチームを売却すると報じられたが、マリヤはこれを否定していた。だが、12日(水)にサハラ・グループ会長のスブラタ・ロイとデリーで記者会見を開催し、株式の売却を発表した。
発表によるとビジェイ・マルヤとサハラがそれぞれ株式を42.5%ずつ保有し、2007年から株式の50%を保持していたモル家の持分は15%に減少する。「サハラ・フォース・インディアの会長としてサハラスリ・スブラタ・ロイ・サハラを迎え入れることをうれしく思う」とビジェイ・マリヤはコメント。「フォース・インディアとともにインドをF1マップに載せ、チームのパフォーマンスを現在のレベルに押し上げるのはプライドの問題だった。サハラ・グループは国内のスポーツ発展において非常に重要な役割を担っており、フォース・インディアF1チームをF1世界選手権でさらに成功させるには理想的なパートナーだ」サハラ・グループは、不動産やメディア、観光事業を行っており、IPLのクリケットチームであるプネ・ウォリアーズ・インディアを所有している。スブラタ・ロイは「インドは、スポーツを含めて、あらゆる分野において新たな高所に達している。F1のレースは常に西欧世界の牙城だった。このエキサイティングなスポーツのインド進出は、インドのすべての国民にとって誇りである。サハラがインド唯一のF1チームの共同オーナーになることを二重の誇りとして考えている。サハラ・フォース・インディアF1チームを通して、我々が愛する国にプライドと月桂樹をもたらすことができると確信している」