フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンが、2011年F1マシン「VJM04」の開発について語った。「あらゆるものが異なっているが、目に見えない部分が多い」とアンディ・グリーンはVJM04を説明する。「見た目で最も明らかな変化は、従来型からブレード型ロールフープになったことだ。これにより、従来型よりも小さなパッケージング上の改善がある」
「Fダクトシステムの禁止により、エンジンカバー内部も変わっている。だが、多くの変更は、人々が必ずしも気付かないようなボディ下に隠されている」2011年はダブルディフューザーの禁止などの規約変更により、リアエンドのダウンフォースは大きく減少した。「空力パフォーマンスの多くの取り戻せたと信じている。まだやることはあるが、我々はまだ昨シーズン後から再編成のプロセスを行っているところだ。あるポジションから違ったポジションへ空力を移動させるには長い時間がかかる」「可変リアウイングは全く新しいゲームだし、最大限にそのパフォーマンスを引き出そうとしているところだ」フォース・インディアは、新しいピレリタイヤを最大限に活用するために、元ブリヂストンの松崎淳を雇用した。「またピレリタイヤ潜在的なのパフォーマンスを最大限に引き出すために多くの作業を行っている」「そのために、新しいシニアタイヤエンジニアとして松崎淳を採用した」「排気管理も今年の開発の大きな領域だ。開幕戦にむけてアップグレードがあるし、バーレーンでのテストでもいくつか変更がある」「さらにヨーロッパでの初レースにむけてマシンのフロントに大きなアップグレードが進行中だ」「肝心な点は、我々はブロウン・ディフューザーから最大限を引き出せていなかったことだ。そのため冬にわたって昨年末のようなパフォーマンスの急降下を防ぐためにマシンの空力哲学を変更した」「長年のマシンを振り返ると、我々が造ったマシンはhバイダウンフォーストラックで常に苦戦してきた。我々は問題を確認した。今はそれを解決しなければならないし、それは潜在的に異なる戦略的な変更があることを意味する」VJM04はKERSを搭載するが、フォース・インディアにとってKERSは完全に新しいものではない。2009年マシンVJM02もメルセデスのKERSを搭載することを前提に開発されていたが、実際にレースで走らせることはなかった。「メルセデスのKERは、非常に強力なシステムになっているようだし、我々はすでにそれに満足している。シミュレーターで多くの走行を行っているので、ドライバーもKERSの使い方に慣れている。効果面、搭載面でも、うまく進捗している。2009年よりも小さく軽くなっており、パッケージングでの妥協も非常に少ない」関連:フォース・インディア VJM04 (主要諸元表)
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