FIA公認のドリフト世界一決定戦「FIAインターコンチネンタル ドリフティングカップ(IDC)」がいよいよ開幕。29日(金)に東京・お台場の特別コースでプラクティスが行われた。プラクティスは3つのヒートで構成され、多くのドライバーが第1ヒートで路面とマシンをチェック。だが、第2ヒート以降は高得点を叩き出しながらテストを重ねていった。
各走行では採点の補助システムとして、エレクトリック・スコアリング・システムが使用される。これはドリフト競技D1グランプリで使用される採点システムで、速度、ヨー変化速度、角度の安定性などを車両に取り付けた機器で計測するとともに、その数値をコースの各セクターで求められる要素に当てはめて得点化する。通常はコースを5つのセクターに分けて採点する。プラクティスでは川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が98点をマーク。齋藤太吾(WANLI Fat Five Racing)、横井昌志(D-MAX)も高得点を叩き出した。海外出身のドライバーも、ロシア出身のジョージ・チヴシャン(PRIMRING TEAM WITH TOYO TIRES)、マレーシア出身のツンクー・ジャン・リー(Team Maxxoil Racing)が98点をマークした。明日から行われる競技では、選手が1名ずつ走行し、どれだけ正確な技術を持っているかを競うのが「単走」、1対1で戦い勝敗を決するトーナメント戦の「追走」が行われる。
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