ジョニー・ハーバートは、FIA(国際自動車連盟)を去ってからわずか24時間後、新たな役職に即座に就任することが発表された。F1スチュワードとして15年間FIAで働いてきたが、モータースポーツの世界統括団体であるFIAは水曜日、3度のグランプリ優勝経験者であるジョニー・ハーバートがメディア業務との「相性の悪さ」を理由に解雇されたことを認めた。
スチュワードとしての仕事に加え、ハーバートは過去1年間にわたり、F1の主要な問題について議論する一連のインタビューを精力的に提供してきたが、これはFIAに対する公平性を求められる立場との利害の対立を示唆するものだった。60歳のジョニー・ハーバートは、このたびローラ・カーズのグローバル・ブランド・アンバサダーに就任した。ローラによると、ジョニー・ハーバートの専門知識は、同社が最近参入したフォーミュラEで生かされるという。また、同チームによると、ハーバートは「ローラの野望である、持続可能なエンジニアリングとモータースポーツの業界リーダーとしての地位を強化する役割を担う。具体的には、電化、水素、持続可能な燃料と素材の3分野に戦略的に焦点を当てる」という。さらに、1991年のル・マン24時間レースの優勝者であるジョニ0-・ハーバートは、ローラ社のビジネスパートナーシップや開発にも関わることになる。「ローラのような象徴的で成功を収めたチャンピオンシップ優勝チームの一員となれることは、非常にエキサイティングです」とハーバートは語った。「ローラは常にモータースポーツ界の重要な一部であり、フォーミュラ・フォード、スポーツカー、F1でローラに囲まれて育った僕にとって、この新たな章にチームの一員として加わることは完璧な組み合わせだと感じている」「ローラとそのパートナーたちと協力し、このブランドの新たな可能性を開拓し、伝説的なブランドの新たな成功だけでなく、トップクラスのモータースポーツの持続可能な未来にも貢献できることを楽しみにしている」ローラ・カーズのティル・ベクトルシャイマー会長は、ハーバートの就任を「私個人にとって、まさに画期的な瞬間」と表現した。「彼のキャリアを通じて、その才能とスポーツマンシップを数多く目の当たりにしてきた私にとって、彼と共に仕事ができる機会を得られることは非常に喜ばしいことだ」「彼はローラの象徴するすべてにとって理想的な大使であるだけでなく、その豊富な経験は、現在および将来のドライバーにとってかけがえのない財産となるだろう」
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