F1は、将来“アクティブ”コクピット保護システムを開発する方針を決定している。先週木曜日、ジュネーブで行われたF1ストラテジー・グループの会議で、2017年のハロー導入を延期することを決定。その際、将来に向けて“アクティブ”コクピット保護システムを開発する方針を決めたことを明らかにした。
アクティブコクピット保護システムとは、F1マシンがクラッシュ、もしくは何らかの障害物が飛来した際にそれを自動的に検知し、ドライバーを保護するためにコクピット前方からフィンまたは類似の部品が飛び出すというもの。しかし、F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、“アクティブ”コクピット保護システムは「非現実的だ」と考えている。「私はそれを見たている。ある人が、そのデザインのうちのひとつを私に送ってくれた。だが、正直、私は完全に非現実的だと思う」とチャーリー・ホワイティングはコメント。「私にはそれが適切な時間内で展開できるとは思えない」「その発明を使うことができるならのなら賛成だ。だが、可能だとは思わない」チャーリー・ホワイティングは、ハローの導入に関して、今シーズン後半のフリー走行での徹底的なテストを経て、最終的には完璧な解決策を導き出すことができると確信している。「ご存知の通り、我々はハローについて徹底的にテストしている。また、それよりは少ない時間ではあるが、エアロスクリーンについてもテストしている」とチャーリー・ホワイティングはコメント。「我々は最悪のシナリオにも対処している。だから、私はこの方法を続けるのが、最善のことだと思う」チャリー・ホワイティングは、視認性にどのくらいの影響を与えるのかを理解するために、全てのF1ドライバーが今季のいずれかの時点でハローをテストすることを求めている。「全てのチームに、スパとモンツァでハローを搭載したマシンを走らせる可能性について尋ねた。だが、それは2018年に延期することが決定される前のことだ」とチャーリー・ホワイティングはコメント。「我々は構築された計画に目を向けるべきだと思う。それは、全チームが全てのコースでそれを試すことだ。私の目的は、全てのドライバーがそれを試すことを実現することにある」
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